祐介先生、牟田さんこんばんは
祐介先生、一昨日は大変楽しい時間をありがとうございました。
3月12日、私の51歳の誕生日に、なんと祐介先生が発起人となり、東京で誕生日会を開いてくださいました。お店の都合上一次会は10名限定で集まって下さいましたが、東京支部のハロアルメンバーだけではなく岡山から木本先生、千葉から井橋先生、
茨城から山川さん、二次会には日帰りで長野から康二先生まで来てくれましたが、30年以上の付き合いの愛知の加藤先生は来てくれませんでした。こうやってハロアルの会議や勉強会以外で彼らと個人的に会うのは初めてでしたのでとても新鮮に感じましたが、やはり話す内容はボランティアの事や報告会の事、そしてこれからのハロアルの事ばかりでしたね。
乾杯の前には今年で14年目を迎える東日本大震災への鎮魂と、今尚、行方不明となっている方への黙とうと祈りを静かに捧げました。
3.11と言えば、私の誕生日の前日ですので14年前のあの日は忘れることができない日でもありました。震災翌日も私の地元栃木県那須は幾度となく余震が続きました。原発事故の不確かな情報が行きかう中、停電が続き不安に怯えながらも、家族で小さなケーキにロウソクを立てながら幼い子供たちを抱きかかえた時、「命」の有難さを改めて感じました。
あれから14年が経ちます。その間にも石川県能登での災害をはじめ、先日ようやく鎮火した岩手県大船渡の火災など沢山の方が苦しい思いをされています。
私は楽しい時間を過ごす中、こうやって気の合う仲間に囲まれて誕生日会などやってもらえることに感謝しながら、当たり前の尊さを噛みしめました。
ハロアルの活動も同じですね。フィリピンのスラムで見る光景は決して運命ではありません。人間社会が作り上げた人災の最たるものが貧困です。その現実を私達が知った時、毎日の生活すべてが本当は当たり前ではないことに気づき、日々の生き方を見直しながら、たった歯ブラシ1本さえ買うことができない人たちのために行動しようと立ち上がってくれます。
来週の土曜日には長野県御代田町エコール御代田にて今年のハロアル現地活動報告会が開催されます。高校生たちが初めて「当たり前の尊さ」を肌で感じ成長した姿を私も楽しみにしています。
しかし、今朝のニュースでは首相が一年生議員に10万円の商品券を渡した記事を見ましたが、その内容や法的に問題がないということよりも、国民が1個のキャベツの値段に頭を抱える時代にこういうことを普通にできてしまう感覚・・・・。
こんな政治家ばかりの日本がもはや当たり前とは本当に情けない限りですね。
2025年3月14日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人