2025.01.17 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん、こんばんは

 

先週の放送で加齢に伴う色々な変化を話されていましたね。その中で祐介先生は「フットワーク」について語っていました。

ほらね。まだまだ私たちは若いじゃないですか!

先週の放送の翌日土曜、朝8時ぐらいにハロアル岡山支部の木本先生から突然連絡が来ました。「おい、セキ、リッキーが大阪に来てるらしいぞ」「今日の夕方5時から会おうって連絡が来た」と言うのです。リッキーとは私たちハローアルソンの現地パートナー、マニラ・ラハ・ソライマン・ロータリークラブのリーダーでもあり私たちと15年以上友人関係でもある方です。その彼が家族と共に1週間の観光旅行で日本に来ているというのです。恐らくリッキーは木本先生は岡山で同じ関西圏、私たちは関東ですから距離的にも時間的にも気を使って連絡をしてこなかったと思いますが、せっかく彼が日本に来ている。しかも20年の付き合いで初めての出来事。私は「よし、今日は幸い午前中診療、明日は休み。仕事が終わったら速攻で大阪に行くわ」と言いすぐにあなたに電話をしました。あなたは昨日自分が言った「フットワーク」がいきなり試されているかのごとく「よし、行こうか」と二つ返事で返ってきましたが、私はあなたと電話を切ったあと少し悩みました。実はその日息子の成人式。正直、酒でも飲みながら父親として色々息子に話したい事もありました。しかし!「義には義を持って返す。」彼には私たちがマニラに行く度食事はもとより色々とお世話になっています。これで行かねば男が廃る!私は仕事が終わり急いで自宅にもどり新幹線に乗り、品川からあなたと一緒に向かいました。結局京都で会うことになりましたがリッキーは予定外の再会に大変喜んでくれ、日本食と美味しいお酒を囲みながら2月におこなわれる現地活動の最終打ち合わせや、これからのハロアルの事、日本やフィリピンの社会情勢やそれぞれの家族の話など沢山話をしました。そして彼は大阪のホテルに木本先生と帰られ、私は821分京都発に乗れば東京発の最終で栃木に帰ることができ、翌日大学に戻る息子に会えると思い急ぎ駅に行きました。しかし、時すでに遅し。

結局あなたと東京に戻り二人で飲み明かすという私が最も恐れていたパターンとなり、案の定あなたは夜中3時近くまで嬉しそうにワインをグルグル回していましたね。

しかしこうやって現地のリーダーと長年の友情が続くのもハロアルボランティアのお陰です。彼は最後に彼が言いました。「私は私の体が動く限り責任をもってあなた達の活動を支援します。私の最も重要な役割は日本チームの安全です。」

私は駅で別れる際、2月の現地活動の成功を祈り、固い握手を交わしました。

出発まで残り3週間。体調を万全にし、気合を入れてがんばりましよう!あ、すみません。加藤先生の名古屋からのくだりは祐介先生が付け足してくださいね・・・。

 

2025117日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人