2024.12.06 林会長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは。

 

121日の日曜日はご苦労様でした。リスナーの皆様の中にもハローアルソン・フィリピン医療ボランティア全体会議に参加してくれた人が多いと思います。ありがとうございました。

東京の水道橋駅前の全水道会館で開いた2025年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの全体会議は、高校生、中学生含めて総勢103名が集まってくれました。 

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは2004年にスタートしましたが、発足当時はたった12名でしたのでこの日集まった皆さんの数を考えると隔世の感がします。それでもこういう人数になるまでには20年の年月が必要でした。ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアはフィリピンのスラムの中に入ってやる歯科治療グループは世界で唯一の団体です。ですからこれからも地道にコツコツ歩みを進めなくてはなりません。そのためには参加者一人一人がタンポポの花になって種をまき散らしてもらいたいです。

音叉になったつもりになって、声を出して自分の本当の味方を集めてください。どこかの機会に関口団長が「音叉」の話をしてくれると思います。

ハローアルソン・フィリピン医療が求めているもの、現地でのやり方、日本で活動に使う歯ブラシ、タオル、石鹸を周りの人に呼びかけてもらって集める事、次の参加者を探すことなど基本的な事に加え、現地で事故に遭わないように伝えられることは全て伝えさせてもらいました。

次の参加者を探すためには自分の一番親しい人に話しても「わかった。すぐに行くよ」と答えてくれる人は極々稀です。何年にも渡って誘ってようやく重い腰をあげてくれたら最高です。今年、軽井沢から二人の女性が参加してくれますが、6年目にしてようやくのことです。それでもこうして協力してもらえたら最高です。皆さんも諦めずに自分の音叉を響かせ続けて共鳴してくれる人を一人でも二人でも見つけて欲しいです。

ありがたいことに高校生時代にこの活動に参加して、歯科医師を目指していたOBOG1名ずつ、目出度く歯科医師になって2025年の活動に参加してくれますので自分の体験を語ってもらうことも出来ました。

昨年は京都大学二年生の巣立くんが参加してくれました。巣立くんは京都大学に入れるような子ですから成績優秀ですが、すべてが順調にいかないときもあります。巣立くんもそうでした。しかし2024年の活動に参加して今年は一日も休まず頑張ってくれています。ミラクルです。こういうことを通してこの活動にはボランティアの神様がついているとしか思えないのです。

一人一人は小さな力でもみんなで力を合わせて、真剣に物事に取り組んでいるからこそ、神様は協力してくれているのだと思います。これからもさらに一致団結して、一心不乱に関口団長、祐介現地統括責任者の指示に沿って頑張りましょう。

 

2024126日 医学博士・歯科医師  林 春二