祐介先生、牟田さんこんばんは
10月27日日曜日、第50回目となる衆議院選挙がおこなわれます。既に期日前投票も始まり、いよいよ私たちの国が海の底に沈む沈没船となるか、新たな希望を抱きもう一度日本人に生まれて良かったと皆が思える社会になるか、その判断が下されようとしています。
政策論争もままならないまま、石破政権は戦後最速で「国民の信を問う」と、衆院議員を解散しました。今回「裏金」という言葉がキーワードになっていますが、自民党裏金非公認候補へ税金2,000万円支給というスクープが先日報道されました。自民党は「党勢拡大のための活動費であり公認料ではない」「候補者に支給したものではない」
「選挙に使うものではない」とギャグのような答弁をしましたが、党勢拡大って・・それ選挙でしょ?いやいやそのお金は全て私たち国民の税金でしょ?大体、新総理が選挙に掲げた公約の最初の言葉が「ルールを守る」ってどんなレベルの話でしょうか。
「裏金問題」が大きな視点のように報道されていますが、今、この国の貧困率は6.5人に一人です。高齢者は5人に一人が貧困でひとり親世帯は2つに一つが貧困。
物価は上がり続ける中、実質賃金にそれが反映せず個人消費が減り続け一人当たりのGDPは2000年は世界2位だったのが今や34位にまで落ち込んでいます。
消費税は上がり続け、社会保険料、介護保険料は上がり、国民の6割は貧しいと感じながら大企業が軒並み過去最高の利益を出す仕組みを作る国。経済だけではありません。この国に生まれ、幸せを感じながら生きている日本人がどれぐらいいるでしょうか。世界幸福度調査というものがあります。様々な意見はありますが私はこの調査はあながち間違ってはいないと思っています。その調査で日本は51位。この結果がまさに今の与党が行ってきた政策、政治の答えだとも言えるのではないでしょうか。
あるテレビドラマのワンシーンでこんなセリフがあります。
「いい加減目覚めなさい。日本と言う国はそういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちがあなた達に何を望んでいるか知っている?今のままずーと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず・・・」と続くシーンがあります。
たかが1票ではありません。その1票が世の中を変えます。もし、誰に、どこに投票するか迷ったらたった一つでもいいです。今自分が最も不満があるものを改善するために一番近い公約、考え方を示す候補者、政党に入れましょう。皆さん、選挙に行きましょう。そして金と利権と保身に満ちた政治に終止符を打ち、もう一度素晴らしい日本にするために私たちの手でこの国を変えましょう。
2024年10月25日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人