2024.10.11 林会長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは。

 

関口団長、祐介先生、加藤先生、202527日からのハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの視察と関係機関とのミーティング、ご苦労様でした。先生たちのおかげでボランティア活動が円滑に安全に出来ること、とても感謝しています。

先生たちがフィリピンに行っている間にあの激暑だった日々はどうしたのかというくらい涼しいどころか肌寒い日本になってしまいました。寒暖差に負けないように気をつけてください。

久しぶりにハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの四つの柱について思い起こしてみます。第一の柱はスラムの経済的に大変な人たちに無償の心のこもった歯科治療を届ける。第二にそこで使う歯ブラシ、タオル、石鹸を心を込めて集めて届ける。第三にこの活動に必要な資金カンパを心を込めてお願いする。第四にこの活動に高校生にも参加してもらって国際的に尊敬される人になってもらうというものです。

今回関口団長や祐介先生たちがマニラに準備のために行ってくれたのは高校生のための安全確保と参加者の安全、マニラのスラムの人たちの幸せのために打ち合わせに行ってくれたもので、この苦労や努力は参加者の皆さん誰も気づかない地味で大変な作業です。

参加者の皆さんはこういう誰の目にも止まらないのになくてはならない大仕事です。世の中で最も大変な役割で仏教では下座行(げざぎょう)と言います。こういう大切な任務をしっかりやってくれる人がいるお陰でみんなが安心して尊いボランティアが出来るのです。こうした地味で大変な役割を団長や団長の歯科医院のスタッフの皆様や祐介先生の診療所のスタッフがやってくれるので参加者が安全で感動的な国際医療ボランティアができているのです。皆さんにも団長や祐介先生の下座(げざ)(ぎょう)に負けない下座(げざ)(ぎょう)が出来ます。それが物資の送料や高校生を支援するためのカンパの呼びかけをしてくれることです。子の下座(げざ)(ぎょう)が一番大変な活動です。でもこういうことの積み重ねが皆さんを更に立派に育ててくれるのです。

私はホテルでもらえる歯ブラシを使って、そこに持っていくために買った歯ブラシをスラムの皆さんのために提供できるようにします。こうした下座(げざ)(ぎょう)をみんなでやってハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2025が成功するようにしたいと思います。

20241011

 

医学博士・歯科医師  林 春二