2024.09.13 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

先週の土曜、私たちはハロアルの活動を長年共にしている、高校生係の大関さんの

60歳のお祝い会を古くから親交のあるメンバー達が全国から集まり、彼女の地元東京でささやかな還暦祝いを開きました。

大関さんはこの番組でも何度も紹介されていますが、もはや彼女は私たちの会にはなくてならない存在です。彼女の現地活動の初参加は2010年になり、14年間この活動に参加をし続けています。彼女は医療関係ではなく、一般参加という枠になりますが、現在会では「高校生係」いや、「ハロアルの母」として活動の4本の柱の一つでもある高校生たちの活動支援をして下さっています。

私の個人的な感覚ですが、私は大関さんとの独特な関係性がとても居心地がよく気に入っています。それは日ごろ頻繁に会うこともできず、プライベートのお付き合いや趣味を共通にしているわけではありません。勿論、良き友人ではありますが、一年に一度、ハロアルのためにお互いが心を一つにし、再会し、協力しあう関係。特に互いの心境や悩み事、はたまた世間話をするわけではなく、話すことと、考えることと言えばハロアルを中心にその年の高校生や現地活動のことばかりです。そして4日間、お互いが自分に課せられた役割を全身全霊で果たした後、また次の再会の時までそれぞれの人生を歩み続ける関係。それはいわゆる友人関係ではなく、まさしく「仲間」と呼ぶにふさわしい関係だと思っています。その彼女に対し多くの仲間がこれまでの功績とその出会いに感謝し一同に会しました。長野県からは会長林先生ご夫妻をはじめ

岡山の木本先生、名古屋の加藤先生、新潟の羽尾先生や千葉の井橋先生など、遠方からも同じ志を持ち、長年ハロアルの屋台骨を支えてくれている仲間との再会は私にとってもとても有意義な時間でした。また、大関さんはその年の高校生たちだけではなく、ハロアルを卒業していった高校生のOB/OGの人たちともずっと連絡をとりあい、卒業後の進路や現在の状況、中には悩みを抱えている子たちの相談役にもなってくれており、彼らからもお祝いの手紙も頂きました。祐介先生、本当に頭が下がりますね。あなたのように現地から帰国した瞬間に全てを忘れてしまうのとは大違いです。

その地道な影での支えによって、来年度2025年度のハロアル現地活動には6人の卒業生が再び参加をしてくれます。10月13日の今日をもって全ての参加者の募集期日が終了し、来年は110人の参加者、内、高校生が26人、保護者同伴の中学生が3人となりました。さぁ、祐介先生、いよいよ私たちの出番ですよ。これから来年度の活動に向けてあわただしく準備が始まります。あなたもエンジンのギアをもう一段階上げてお互い頑張らなければなりませんね。

 

2024年9月13日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人