2024.09.13 林会長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは。

 

最近のゲリラ豪雨は本当にびっくりさせられます。我が町では先月202487日、町の北部で総雨量121.5mmを観測し、町内各地で浸水や道路の被害がありました。被害総額は35千万円で、道の路肩、護岸の崩落や田畑への土砂流入でした。

今回の大雨被害で家屋が流されたり、土砂崩れで崩壊したりすることがなかったことが幸いでした。しかし町の最北端にある活火山の浅間山が噴火をしたらこんな程度では済まないと思います。運が悪ければ火砕流でたくさんの人命が奪われるかもしれません。その時には家屋の被害も発生します。そういう時には国にしっかり復旧費を出してほしいと思います。そのために元気な今は皆が社会貢献しているのです。

80歳を越えた私が将来のことを心配することより、今をどう生きるのか考えなさいと言われるかもしれませんが、私は日々を精一杯生きていますし、これから先病気にならないように暴飲暴食を防いで考えられる限り健康な日常生活を送る努力をしています。それでもこの街に住む人達に降りかかる災害で予防できることは最善の努力を払ってほしいと思うし、万が一起きてしまったとしたら町としては勿論、日本国民として個人の尊厳を守れるようにしっかり保証してもらいたいと思っています。

今年の11日に発生した能登地震の復旧が9ヶ月経ったというのに進んでいない、水道の本管は繋がっても各家庭への引き込みができていないためにこの段階でも日常生活が送れていないことが可哀相すぎます。能登といえば海に囲まれた風光明媚なところが多く、海の幸が豊富で新鮮な海産物が食べられ、観光客にも喜ばれていた観光地でした。ところが地震はここでの幸せな生活を一変させてしまいました。地震を予防することはできません。しかし地震が起きてしまった後の復旧、復興はやる気になればいくらでもできます。ただ今の政府にはその気がないだけのことです。

台湾、中国にあたかも衝突が起きたとしたらなんていう台湾有事のことを盛んに口にして、43兆円もの防衛費を計上していますが起こるか起こらないかわからない有事のためにこれだけの予算が取れるなら、現実に起こった能登の災害を復旧するために特別予算をとらなければならないことは誰でもわかるはずです。

最近の豪雨にしても、台風の規模にしても今までと違いすぎます。しかもどこでどんな災害が起きるかわかりませんがどこで降ってもそこには必ずと言っていい規模の大きな被害が出てしまいそうです。そんな時、いつ、どこで、どんな被害が発生しても世界に誇れる自衛隊の皆さんが不安で仕方ない人たちを救ってくれる白馬の天子であり続けてほしいです。

戦争を放棄している日本にとって自衛隊の皆さんが戦場に行って命を落としたり、相手の命を奪ったりするようなことは絶対にさせないようにしましょう。そして世界に誇れる平和な憲法が日本は持っていることを誇りに思いましょう。

2024913

 

医学博士・歯科医師  林 春二