2024.08.16 関口団長のお便り

牟田さん、Amiliyhaさん こんばんは

祐介先生は夏休みでしょうか。今夜はAmiliyhaさんがピンチヒッターですね。よろしくお願いします。
さて、一般的に夏休みは昨日まで。今日から仕事の方が多いのでしょうか?それとも明日の週末を含め、多い方は10連休とも言いますね。私は今日送り盆を無事終え、明日から仕事を始めますが、せっかくの夏休み終盤も台風上陸の恐れもあり沢山の方に影響が出たことでしょう。私も通常送り盆は午後にご先祖をお墓にお送りするのですが、急遽、大雨の予想の為午前中に行ってきました。私の祖母が眠る墓に花を添え、線香をたき、両手を合わせると自然と穏やかな気持ちになり、日々の感謝とまた明日から家族を見守って欲しいと心の中でつぶやきます。
オリンピックが終わり沢山の感動の中、卓球女子の早田ひな選手が帰国後の会見で、 生きていること卓球ができることが当たり前ではないことを感じたい、と鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れたいと発言されました。この発言にはまぁいつも通り反対する国や思想、価値観の違いで反発する意見がでるのは目に見えていました。しかし24歳の若者がオリンピックというスポーツの最高峰の舞台でそれこそ人生の全てを費やし躍動した後、ふと、沢山会場に見える日本の国旗、そして流れる君が代を聞いた時、同じ年齢、いや、それ以上に更に若い青年たちがたった一つしかない尊い命を投げ捨てなければならなかった歴史に目を向けようと思うことは何ら不思議ではありません。私はこの発言を特に賛美するのではありません。様々な意見はあります。しかし、たった79年前、あの時代に10代、20代の若者達がスポーツではなく武器を手にとり、日の丸を背負い命を賭けて守ろうとした国があります。個人的な考えより、そうせざるを得ない状況で現代人には到底理解できない心境のもと、愛する家族、愛する故郷、そして愛する国の為に散った命に対して、今を生きる者が何を学び何をしなければならないのかを考えるのは当然のことだと思います。私も今日祖母のお墓の前で手を合わせた時、今の私がいるのは本当に祖母のおかげだと感謝しました。その、おかげ、という感情をこの国に置き換えた時、いったい今の日本人はどれほどの人たちが先の大戦でなくなった方たちへ思いを馳せ、今の私たちの平和に感謝しているか。
せめてこの8月には決して再び戦争という人間の最も愚かな行為を繰り返さず、平和の尊さを考えることが大切に感じます。
私が明日から仕事が出来るのも、祐介先生がラジオなのにお休みを取れるのも、そしてこのハロアルレディオが1000回以上も放送できるのも、全て平和のおかげなのですね。
私も私なりに平和の尊さに感謝し明日から頑張りたいと思います。
2024年8月16日 ハローアルソンフィリピン医療を支える会 団長 関口敬人