祐介先生、牟田さんこんばんは。
全国の梅雨が明けましたが、毎日どこかで40度越えの気温が報告されていて大変なことになっています。秋田、山形の皆さんはつい最近の大雨の影響で大災害を受けたこと心からお見舞い申し上げます。
日本は山国で周りは海という災害が起きやすい地形の上に、地震も多く一度何かが起きると大災害になってしまいます。その時は災害を受けた人だけの責任にしないで、国が精一杯の救済をしてほしいです。このことは私が前から言っていることですが、この考えは未だ広がりません。被災されていない地域の皆さんはみんな知らんふりをしていて一本にまとまらないからです。災害はいつ誰が受けるかわかりません。つまり明日は我が身なのです。2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波にしても広大な地域が被害を受けましたが、日本全国ではありませんでした。国民が一致団結して協力すれば、あれだけ壊滅的な被害も徐々にではあっても次第に元の姿になっていきます。
もう少しみんなが協力したらもっと早く、もっとしっかりした復興ができたのではないかと思います。
ところが政府は国民のためになる事を優先しなければならないのに、皆さんが声を出さないために買っても何の役にも立たない中古のミサイル(トマホーク)を500発も買い込んで、アメリカの廃棄処理を40兆円以上も出して買うことになってしまいました。
安倍元首相の国葬にしてもそうでした。あの時の世論調査で80%近い人達が反対したにもかかわらず強行してしまいました。その後もインボイスの反対署名に54万筆、国内最多オンライン署名数になったにもかかわらず、岸田政権は受け取ることさえしなかったのです。さらに政治資金不実記載が85名いたにもかかわらず、自民党議員の内、4名だけが処分され、あとは頰被りをしている自民党の対応についても国民の怒りは収まっていませんが、知らぬ存ぜぬの一点張りです。
こうした問題は民間の会社であったらこんな対応で終わるわけありません。こうなったら自民支持者を除いた全員が一致団結して厳しく鉄槌を振るうしかありません。
これらのことについて私が20年間デンマークの視察を続けてきた時の通訳をしてくれた、夏代・ブラントさんにデンマークでこういうことがあったらデンマークの政治家はどうするのか聞いてみました。すると、「デンマークでは国民の過半数以上が反対するようなことは絶対にやらないし、過半数の差を超えなくても多くの国民の利益につながらなければどんなにやりたいことでも思い留まり、考えなおす」と言っていました。
今ある大きな問題はマイナンバーカードに保険証を紐付け、今までの保険証を無くすことです。もしデンマークであったら「まず中止するし、国民に理解してもらえるようにしっかり説明するだろう」とも言っていました。これについても一人一人の思惑ではなくなぜ多くの人が反対するのか、賛成者は考えてもらいたいです。
2024年8月2日 医学博士・歯科医師 林 春二