2024.07.12 林会長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは。

 

ハロアルレディオ20周年記念日、おめでとうございます。毎週楽しませてもらっています。これからも体に気を付けて頑張ってください。

梅雨というとシトシトと穏やかな雨にうたれてなんとなく鬱陶しい気持ちにさせられましたが、最近は全く違ってしまいました。それこそ、「馬の背を分けるような」雨で、降っている所ではびっくりするほど降って、降らない所では全く降らないというような極端な違いがあるかと思えば、シャワーをいっぱいに出しているような激しい雨に降られて傘も役に立たずに大変な思いをさせられます。そんな激しい雨ですが長い時間降っているわけでもなく、サーっと上がってしまい従来のシトシトと降る以前の梅雨が懐かしく感じます。

軽井沢には活火山の浅間山があります。その山の色は雨が上がると夏のように群青(ぐんじょう)(いろ)に染まり、麓に広がる緑の木々と相まってとても美しく()えます。

時の流れとともに失って淋しさを感じるものもあれば、いつまで経っても変わらないで心を和ませてくれるもの、やる気や本気を呼び起こしてくれるものなど様々あります。そんなふうに考えられるのも、こうした梅雨の雨が大きな変化をしているからだと思います。

ただ困るのは、従来の状況が徐々に変化するのならいいのですが、最近のように激変すると従来の基準でできている建物や道路、下水道などが雨に対応できずオーバーフローして災害に直結してしまうことです。現に全国各地で水の災害が起きています。

被災された方からは「生まれて初めての経験だ」とか「こんなこと聞いたことがない」と言うような言葉をよく耳にしますが、従来のようなことはもうないと思った方がいいかもしれません。

被災された人が生活に困らないように、しっかり災害補償をするように国に意見を上げましょう。起こるか起こらないかわからない戦のための準備に40兆円以上のお金を財源も考えずに生み出せるのです。それも大切かもしれません。しかし今現実に被災された皆様が生活再建をすることの方がもっと大切だと思います。すぐに被災前のような経済活動をして、納税してもらって経済復興してもらわなければ国の大きな損失になります。

今年1月に起きた能登地震の復興は半年経っても、まだ一歩も進んでないところばかりです。こんな時こそあらゆるものをそこに傾注して日本の経済を活性化してもらいたいです。

保険証にしても全く同じです。「丁半(ちょうはん)博打(ばくち)」ではありません。ただ廃止するのではなく使いたい人に使ってもらって、障害があって使えない人はそのまま継続して使えるようにハイブリットにしたら良いのではないでしょうか。万が一、ハッキングされたとしても紙の保険証の人だけでも助かります。           2024712

 

医学博士・歯科医師  林 春二