祐介先生、牟田さんこんばんは。
昨日は茨木支部の根本先生と今回も参加してくれた海老原さんと海老原さんの通っている大学に、学生さんがハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加する意義と実際に参加した学生のその後について話して来ました。
いつもこの番組を聞いて下さっているリスナーの皆様はよく御存知かもしれませんが、今夜初めてこの番組を聞いて下さる方もいらっしゃるかと思いますので、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの紹介をします。
この活動には大きな柱が4つあります。第1の柱はフィリピンのスラムに行って住民に無料の歯科治療をする。第2の柱はその活動で使うハブラシ・タオル・石鹸を周囲の人に呼びかけて集めてもらう。第3の柱はこの活動を通して自分の中に眠っているやさしさや思いやりを思い起こしてもらう。第4の柱は高校生に参加してもらって国際的に通用する社会人になってもらうというものです。
ボランティアですから求めがあったらその求めに対して自分が出来ることをしたらいいのですが、私達のボランティアはそういう考え方と少し違います。どうせするのですから誠心誠意やったほうが良いと思います。心のこもったボランティアと言っていいかもしれません。他の人に「一緒にやらせてもらえないか」と言ってもらえるような活動が良いと思います。
そのためには私達とフィリピンのスラムに行って、スラムの人達に医療ボランティアをする中で私達がいかに真剣にボランティアをしているか見て欲しいのです。自分の周りの人達に、歯ブラシ、タオル、石鹸の協力を呼び掛けてもらうことも大切ですが、フィリピンに行ってスラムの人達にどんなことをしているのか、見て感じて欲しいのです。だからこそ、その年のボランティアの報告会を開いていますし、報告集も作って協力してくれた人達には活動の様子を理解してもらったり、次の協力者に呼びかけてもらったりするように努めています。報告会を開いても参加者が一人や二人では意味がありません。一人でも多くの人に参加してもらえるようにチケットの協力も呼び掛けています。
これだけでもハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに協力してくれたことになりますが、私達にこの活動の話をさせてもらえたらもっと多くの人が協力してくれるようになります。今日私が茨城支部の根本先生と海老原さんと茨城県の学校に来ているのはその説明をするためです。こうした呼びかけをしてくれる海老原さんはハローアルソン・フィリピンフィリピン医療ボランティアの活動に高校生の時に初参加し、大学生になってからも2回参加してくれて、会の目的ややり方をよく理解してくれたからこそこういう機会を作ってくれているのだと思います
ボランティアですから一回だけでも全く問題ありませんが、こうしてリピーターになってくれると協力の度合いが全く違ってきます。こういう人が出てくれるように私達もしっかりやっていかなければならないと自分に言い聞かせている所です。
2024年5月10日
医学博士・歯科医師 林 春二