2024.04.12 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

日に日に暖かくなり始めましたね。

祐介先生の東京ではもう桜は散り始めたでしょうか?私の地元栃木県那須は今が満開で、山々の木々が淡い桜色に染まり、喉かなひと時の春を感じさせています。

しかし、そんな中でも元日に発生した石川県、能登半島沖を震源とした大地震でいまだ被災され苦しい生活をしている方々も大勢いらっしゃいます。一日でも早い復興と穏やかな日常が戻ることを心から願っています。

地震と言えば台湾でも大きな地震がありました。私も台湾に一人友人がおり、すぐに電話をして安否を確認しました。

しかし、祐介先生、災害時の日本と台湾の政府、行政の対応は本当に雲泥(うんでい)の差ですね。記憶を戻せば、阪神淡路大震災から始まり、新潟中越地震、そして東日本大震災などここ数十年間で幾度も大きな災害を経験している誰もが認める災害大国の我が国が、未だにこのようなレベルの対応とスピードとは情けないというよりも、逆に恐ろしくなります。勿論現場で奮闘している方々のご苦労は大変なものでしょうが、その旗振りをしなければならない政治家のもっぱらの関心事は裏金問題の火消しと次の選挙でいかに自分が当選するかの身の上の保身ばかりです。

政府が決めた台湾への義援金が約100万ドル、日本円で約15000万、勿論これから様々な支援の形がありますが、自民党の裏金問題で大先生方が受け取った金は総額約6億円にもなります。

最近では自民党の長谷川岳とかいう政治家が地元の役所の職員に対し再三にわたる威圧的な言動で話題になりましたが、本当にどうしょうもありません。

祐介先生、この国にまともな政治家は本当にいるのでしょうか。

私利私欲に溺れ、長いものに巻かれ、強い者はよりさかえ、弱い者が更に苦しくなり、そして自分の保身だけを考え選挙の時だけは街中を声高らかにお願いをしてまわる。

そんな政治家、そんな政権、もうこの辺で国民が本気になってNOを突き付けなければ何も変わらないどころか、この国は滅亡への道をひたすら進むことになるのではないでしょうか。正直、私には今の与党が本当にこの国の未来、この国に生まれ、生きる日本国民を本気で守ろう、本気で幸せな国にしようという気概を一ミリも感じ得ません。3月、ハロアルの報告会で久しぶりにお会いしたデンマーク在住の夏代さんに私が投げかけた時の言葉が忘れられません。

「夏代さん、世界一幸せな国と言われる国に住む日本人として、今の日本をどうみますか?」彼女は言いました。「私が思っていた通りです。これだけ国民を大切にしない国は日本だけよ。」その言葉が胸に響きます。

 

2024412日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人