祐介先生、牟田さんこんばんは。
今年の桜の開花は大部待たされましたが、どうやら各地で開花が進み、お花見の話もよく聞かれるようになりました。
台湾の花蓮で大規模な地震が発生し大変な災害が起きています。これ以上被害が広がらないように祈っています。正月に起きた能登の地震と合わせて出来る限りの支援をしましょう。その支援も一度したからいいというものではなく出来るなら何度でもやりましょう。もしも自分が被害を受けたとしたらどうでしょう。一円でも多く支援金が届いた方がうれしいと思います。人の喜んでくれることをやることがボランティアです。どうせやるのですから心を込めてやりましょう。
テレビで台湾の報道を見ていて、能登の避難場所と余りにも多くの違いがあってびっくりしています。13年前に起こった東日本大震災の時のように寒い体育館の中、ダンボールで区切られたスペースに避難する能登の人達の姿は余りにも切ないです。ところが台湾では発生2日には同じ体育館の中にテントで仕切られプライバシーがしっかり守られた避難所が作られていました。まるで月とスッポンの違いです。
私はこの番組でも何回か発言してきましたが、天災は避けようがありません。そんな時こそ被災者が心配なく暮らせる社会保障を充実すべきです。家が壊された人には行政の力ですぐ仮設住宅を作ったらいいと思います。どんなに大きな天災でも全国一斉に起こるなんてことはありません。もし起きたとしたら温暖な地方の人は寒い地方の人を優先してくれたらいいと思います。その仮設住宅ですが、今はトレーラーハウスがすごくよく出来ています。今回の能登の地震では長野県内にあるトレーラーハウスが140台ほど提供されたと聞きます。これを隣接している県でやりくりすればすぐに1000台近くは使えるのではないでしょうか。お金があって火災保険や地震保険に入れる人は自分の好きな家を建てたらいいと思います。年金暮らししている人や生活保護を受けている高齢者や不幸にして障害を受けている人達にとって住居の再建は不可能です。必要ならこのまま生涯をこの施設を使ってもらったらいいと思います。
テントとトレーラーハウスではお金が大きく違いますが、こんな緊急時ですからほんのわずかの間ならテントでもいいですが数ヶ月もかかるようならトレーラーハウスの方がいいと思います。もう一つトレーラーハウスの利点は不要になったらすぐ移動できます。個人の畑でも空地でもその期間だけ借り上げることも可能です。不要になったらクリーニングして次の災害に備えたらいいと思います。こういう災害に備えた基地を県ごとに備えておいたらいいのではないでしょうか。13年前の避難所の生活を全く改善できない政府の責任は大きいと思います。ましてや政権政党内ではお金の問題でキューキューとしているのですから言語道断です。ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアのやり方を教えてやりたい気持ちでいっぱいです。
2024年4月5日
医学博士・歯科医師 林 春二