祐介先生、牟田さんこんばんは。
慌ただしく準備に追われていたハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの報告会も無事盛況の内に終りました。当日軽井沢まで来られない方もいらっしゃったかと思いますが、現地に来られなくても心の中で御支援下さった皆様にも心からお礼申し上げます。
3月末の雪にもかかわらず258名の入場者がありました。発表は高校生が28名、中学生が2名してくれました。当日会場に来てくれた人からの感想を書いておきます。
「ハロアルで運命的に出会った方たちが一丸となって現地の方のためにと思ってやっていたのが、いつしか自分のために変わっていったことがハロアルマジックなのでしょう。発表を聞いていて、私の娘も体験したいという気持ちがより強くなっているようでした。」そして2025年の活動の申し込みをしてくれました。こういう人が一人でも出てくれたら報告会の大きな役割を果たせたことになります。
FM軽井沢の清水とも子さんは普段からハロアルの放送をよくしてくれ、ハブラシ、タオル、石鹸の呼びかけをしてくれていますが、この日も会場に来て取材をしてくれました。そして3月25日のお昼の12時30分から30分間、高校生が報告している生の声を流してくれました。会場に来られなかった多くの皆様にとってとても良い時間になったのではないかと思います。そしてロビーに展示してある高校生が一生懸命作ってくれた壁新聞をフェースブックに上げてくれて多くの人達に流してくれました。
中高生にとって、今の自分がどれだけ恵まれた環境にいるか、育ててくれた親御さんへの感謝の心も生まれ成長することができましたと発表する若者たちと同じように皆様もこの活動を支援することができます。未使用の歯ブラシ、タオル、石鹸を常時募集していますから協力してください。
その清水さんへ私が送った文章です。
普段歯ブラシ、タオル、石鹸を提供してくださり大きな御支援をいただき有り難うございます。今年のフィリピン・マニラ近郊のスラムの医療ボランティアに参加してくれたのは全国から募集してくれた32名の高校生と4名の中学生、そして12名の大学生を含む101名でした。この中の高校生28名と中学生2名がこの活動を体験して、初めて今生活している自分は当り前ではないことに気づいてくれたようです。そして温かいご飯が食べられ、シャワーを浴び、ベッドで眠れる今の生活をさせてくれている両親や周りの人に素直に感謝できるようになったことを言葉はそれぞれ違うのですが、それこそ異口同音に語ってくれました。この日の報告を聞いていると、これからの日本に大きな期待が持てるように思えました。報告してくださった皆様にも、ただただ感謝で一杯です。これからも引き続き御支援くださいますようにお願いします。
2024年3月29日
医学博士・歯科医師 林 春二