祐介先生、牟田さんこんばんは。
今夜がハロアルレディオ2023年最後の放送になりますね。一年間、ご苦労様でした。この一年本当にいろいろなことがありました。極めつけは政治不信の出来事です。しかも国葬までした総理大臣の政党で、その中心になっていた安倍派（清和会）と、その時の幹事長だった二階さんの二階派（志帥会）がパーティー券の記載ミスで大問題を起こしています。
私は母によく言われた「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということを思い起こします。おまえは良い教育を受ける度に悪くなっていくといましめられました。私自身は常に前を向いてしっかり歩んでいるように思っていたつもりですから、母からこう言われるたびに「ムッ」としたものです。でも今考えてみると確かに頭が高かったように思います。周りの人に心から感謝してはいなかったからでしょう。80歳になってみると、自分が今までやってきた謙虚さなんて全くしていなかったようにさえ思えてきます。つまり、私自身が他の人の言うことを素直になって、素直に聞いて、素直に実践していなかったということで、そのことに気づいていなかったのです。
ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、こんないいかげんでわがままな私なのに関口団長、今西先生はじめ、本当に多くの人が協力してくれました。ある時は遠く滋賀県の岡山小学校から講演依頼が来たり、群馬県の安中中学校では全校生徒だけでなくPTAの皆様がいるところでボランティアについて講演させてもらったりしました。長野県内でも佐久市城山小学校、野沢小学校、南牧小学校、小諸千曲小学校、坂の上小学校、南ヶ丘小学校、坂城小学校、屋代中学校、木曽福島小学校、篠ノ井高校、佐久長聖高校、そして戸倉上山田中学校では私が急に具合が悪くなり、関口団長と祐介先生に講演してもらいました。今年は佐久市中佐都小学校、関口団長、祐介先生と長野オリンピックのアルペン会場になった白馬中学校、群馬県の新島学園高等学校で講演をさせてもらい、祐介先生と上田染谷高校で講演させてもらいました。今年の極めつけの極めつけは前回、前々回に登場した佐久市中佐都小学校5年の今井君です。「私の夢は15歳まで生きること」という私の話を聞いてハローアルソン・フィリピン医療ボランティアにあり金全部カンパしたいと心変わりしてもらったことに尽きます。
今年も残り少なくなったところで私から最後のお願いです。ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアはハブラシ一本でできるボランティアですが、この活動には様々な費用がかかります。リスナーの皆様たとえ100円でも結構です。皆様が出来る限りのカンパをしてください。そして皆様の周りの人にたとえいくらでもいいからこのボランティアに協力するよう呼びかけて欲しいのです。人にお願いすることはものすごく大変なことです。でもそれが皆様を大きく変え、幸福と宝物を授けてくれる鍵になります。
2023年12月29日
医学博士・歯科医師 林 春二