牟田さん、KIMIさん こんばんは
今日はKIMIさんがピンチヒッターですね。よろしくお願いします。
さて、今日は文化の日ですね。
この由来は明治天皇の誕生日でもあり、日本国憲法が公布された日でもあります。
「自由と平等を愛し、文化を進める」という趣旨に基づき制定されました。
しかし、連日テレビから流れる中東の紛争映像は、本当に心が痛みますね。病院や施設が空爆され、沢山の人達、そして子供たちが亡くなり、今も尚、多くの人達が恐怖に包まれながら生活をしています。
この地球上には196か国存在します。いいかえれば196か国の意見や価値観、そして文化が存在しています。これだけの国があれば当然お互いの主張がかみ合わないこともあるでしょう。しかし、どれだけ多くの考え方があったとしても全ての人間に共通することがあります。それは「命はたった一つしかない」ということです。いがみ合い、罵り合う言葉は数多くあります。しかし「愛」と言う言葉はたった一つしかありません。
奪い合い、傷つき合う知恵や努力をするならば、右手を出して握手をするだけで共に生きることができます。それなのになぜ私たちはこんなにも愚かな行為を繰り返すのでしょう。私たちにできること。それは決して平和の意味を忘れず、決して戦争を繰り返してはならない社会を作り上げることしかありませんね。
さて、私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアも来年の現地活動まで残り3か月となりました。来月12月10日には東京会議・参加者の為の事前研修会が開催されます。私も研修会に向けて毎日準備に追われていますが、そんな中、昨日、今年の6月の活動に参加をしてくれた長野県清泉女学院高等学校の横田藍(あい)さんから連絡をもらいました。実は彼女は今回、来年度の活動に参加を希望されていましたが、受験と重なり止む無く辞退をされました。その彼女が受験を終え、志望校だった大学に合格したと連絡をくれたのです。彼女は辞退を決めたとき私に何度も参加ができない悔しさを話していました。そんな彼女に私は言いました。「これから夢に向かって第一歩を踏み出す。大学に言ったら勉強は当然だが、良い友達を作りなさい。たった一人でもいいから、これから先、お互いを高め合い、尊重し合い、支え合う友を作りなさい。」
「そして、いつかハロアルに再び参加をして、夢に向かって歩く自分とは真逆に位置する夢をみることができず、今日食べることに困窮するスラムの子供たちに力を貸して欲しい。」また一人、ハロアルにとって、私にとって未来への夢となる高校生が誕生しました。その彼らに負けないよう私も頑張って行こうと思います。
2023年11月3日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人