祐介先生、牟田さん、こんばんは
いよいよ999回を迎え、ハロアルレディオ1000回記念まであと1回ですね。
祐介先生とは18歳で大学で出会い、波長が合ったのか、同じ穴の狢なのか、30年以上の付き合いとなります。学生時代はそれこそ勉強2:遊び8を全力で共に過ごし、
卒業後、私は大学病院へ、あなたはミュージシャンの道を歩みました。
お互い違う世界のため頻繁に会うことはできませんでしたが、連絡は絶やさずお互いの近況に刺激を受け合いました。そして、あなたが音楽と共に歯科医師として歩み始め、ハロアル会長林春二先生の下、様々な技術や知識を学ぶ中で、フィリピン・スラムでのボランティアとの出会いが私たちを再び結びつけました。あれから20年経ちました。
今まで色々なことがありましたが、私自身、このハロアルレディオに深く携わるきっかけとなった2008年11月16日は正に運命の日でした。林先生が脳幹内出血で倒れられ生死をさまよう中、私はあなたと共に長野の病院まで行きましたね。
そして私は帰りの車中、先生の安否やこれからのハロアルの活動を考えていると、ふと、あなたのハロアルレディオが頭を過りました。それはあなたが長年ハロアルの活動を
それこそ、雨の日も風の日も発信し続け、そして林先生も毎週お手紙を送り続けてきた灯を消すわけにはいかないと思い、私は急遽この番組にお手紙を送ろうと思ったのです。あれから私も15年間、毎週金曜日を楽しみにしながらこの番組にお手紙を送らせて頂くなかで、自分自身もボランティアだけではなく、政治や社会情勢、時には歴史や文化について向き合う学びの場ともなりました。
「たゆまざる 歩みおそろし かたつむり」という言葉があります。歩みはおそくとも長い年月をやり続けていればそれだけ遠くにたどり着くことができる、という意味です。
私と違ってあなたはコツコツではなく誰よりも大幅で歩きたいタイプなのに、約20年、1000回というのは本当に頭が下がります。しかしこれにはあなたの努力だけではなく、牟田さんをはじめ、レインボータウンFMのスタッフの皆さんやゲストの皆さん、そして沢山のリスナーの皆さんのお陰ですね。私もハロアルの団長として、長年にわたり
このように私たちの活動をお伝えできる場を頂けることに心から感謝しています。
現在、来年2月7日から開催される第18回目のハロアル・フィリピン医療ボランティア現地活動に全国から90名の応募を頂きました。当初80名を定員としていましたが、何とか本日、飛行機の座席が確保できました。このコロナ禍において、また、社会経済が疲弊する中で、これだけ多くの人達が参加をしてくれたことは、やはりあなたが発信し続けた1000回の歩みのお陰だと思います。
来週はその記念すべき放送に会長林先生と共にそちらにお邪魔します。
私もあなたに負けないよう、ハロアルの活動に全身全霊をかけたいと思います。
2023年9月29日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人