2023.05.26 林会長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは。

 5月だというのに真夏のような暑い日があるかと思えば3月のはじめ頃の陽気に逆もどり。私のような年輩の者にとっては大変です。身体に不具合のある人にとってはもっと大変でしょう。しかしこういう自然現象ですから仕方ないとしても私達の生活の在り方を反省して、今までのように使い捨ての習慣を見直しましょう。再利用出来るものは再利用して自然にこれ以上負担をかけないようにしていきたいものです。

 当院の患者さんの中には和服を型直しして着ている人が何人かいますが、なかなか味があります。これなんかも再利用の最たるものだと言えます。

 現在、輸入に頼っている生鮮野菜や食品も高騰しているために必要最低限度の買い物で我慢させられていますが、我国の食品自給率が40%を切っている状況ですからもう少し考える必要があると思います。

 政府は他国から攻められないように軍備を充実させ世界第三位の軍事力になりますが食品40%以下の自給率で海上封鎖や他国からの輸入が出来なくなったら誰がその軍備を支えるのでしょうか。まともに考えたら軍備に1/3、地下壕や地下室など避難場所に1/3、残りの1/3は食料が自給出来るように考えるはずです。今の政府がやろうとしていることは攻めるだけで日本人の命や安全を補償するためのものではないことは一目瞭然です。だから日本を守るためのものではありませんアメリカの言うなりになって兵器を買い日本人の命のことなど全く考えていないことがよく判ります。

 酪農家は少し前におきたチーズ不足を補うために乳牛を飼い、ようやく牛乳がとれるようになったところです。それなのに農水省はその牛乳を利用してチーズや粉ミルクを作るのではなく、廃棄させているのです。一時的にこういうことが起こっても仕方ありませんが、今の状況が改善されたり、変化をしたりしたらもともと日本の食糧自給率は低いのですからすぐに大変な状況になってしまいます。そのタイミングで外国から攻められたらどうするのでしょうか。コロナが最初に日本に上陸した時、国民はみんな右往左往したではないですか。武器以前の問題だらけです。

 新型コロナ感染症で有名な芸能人が亡くなって面会どころか火葬にも立ち会えないあの状況を見て何を感じたのでしょうか。他国による侵攻が始まったら誰が国民の食料を提供してくれるのでしょうか。バタバタとあわてましたがマスク一つ国内では出来なくて、145円以下で買えるマスクでさえ100円近くまで値上がりしてしまったではないですか。

 今の政府やマスコミの出している情報はおかしすぎます。いやもっとおかしいのはこんな状況でも声を上げない日本人でしょう。

 

 2023526

 

医学博士・歯科医師  林 春二