2023.05.12 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

5月の連休も終わり、賑わった観光地もようやく一段落といった感じでしょうか。

しかし、連休最後には石川県で大きな地震が発生し、ここ数日間では全国数か所でも発生しています。台風や大雨とは違い地震災害は数日前からの予想はできません。

日ごろの危機管理、そしていざとなった時の冷静な対応が最も大切になりますね。

さて、祐介先生。いよいよ来月67日から約3年ぶりに再開されるハローアルソンフィリピン医療ボランティア現地活動まで残り1か月を切りましたね。

私も毎日現地とやり取りをしていますが、昨日は現地の主要メンバーたちが活動のための会議を行ったらしく、リーダーのリッキー氏から1枚の写真が送られてきました。

そこには長年活動を共にする仲間たちの久しぶりの笑顔とこの活動にかける決意が書かれており、とても嬉しく思いました。

私たちハロアルチームも今月21日、日曜日に、現地活動に参加をする全メンバーが一堂に集まり、事前研修会が東京で開催されます。岡山、兵庫、そして今回は山口といった遠方からの参加もありますが、とても大切な研修会なので是非よろしくお願いします。その中でも嬉しいことに6月の現地活動には都合上参加ができない、ハロアルメンバーたち、そして過去高校生の時に参加をし、今は大学生や社会人になった子たちも事前研修会だけには参加をし、何かお手伝いをしたい、ハロアルを盛り上げたいといって駆けつけてくれます。

17年前、会が発足した当時、ハロアル会長林先生が高校生の参加を「種まき」とおっしゃっていました。あの頃の私はその意味を深く考えずに、自分の価値観もボランティアに対する思いも全く確立されていませんでしたね。しかし、毎年、毎年沢山の人達が物資や寄付をご協力していただき、そして全国から多くの仲間たちが参加をしてくれるようになり、私自身も大きく考え方が変わりました。その中でもやはり高校生の参加は私のハロアルに対する向き合い方を変えてくれました。今回の6月の活動には4人のOGの子が参加をしてくれます。どの子も高校生の時に参加をしてくれ、ハロアルの活動を今か今かと待ちわびてくれていました。勿論、全国にも参加はできなくても、色々な形でハロアルで学んだことを生かし頑張ってくれている子が沢山います。祐介先生、中には既にお母さん、お父さんになっている子もいるでしょうね。私はそんな彼らがいつか我が子にハロアルで学んだ「優しさ」や「助け合う大切さ」そして「世界の現実の非情さ」を語り、またその子たちが自分に何ができるかを考えてくれる、そんな心を育む〝きっかけの一つ″に成れればと思っています。しかし、祐介先生、これだけは言えませんか?このハロアルのおかげで最もその「種」が人生の中で沢山植えこまれ、花を咲かせることができたの私たち自身だったのではないでしょうか。

 

2023512日 ハローアルソンフィリピン医療を支える会 団長 関口敬人