祐介先生、牟田さんこんばんは。
こちら信州でも特に涼しい軽井沢は今が桜の花が咲き乱れています。早咲きの桜の花びらが風に舞っているところもありますが、満開のところもありとてもきれいです。
軽井沢のプリンスホテルはG7の外相会議場となっていました。4月16日から18日まで開催されたためにその前後合わせると1週間は全国の警察車輌が集まってさもなくても土曜、日曜は混雑するのに、林歯科診療所は訪問診療、訪問介護をしていますので通行止めの所を避けた車が裏道に入り込んで大変でした。
4月も半を過ぎて子供たちもだいぶ落ち着いてきたように思います。と言ってもほとんどは学年が一つ上がっただけですが、高校生になった子も何人かいて、さすがにうれしそうにしていて私達もうれしくなります。大学に進んだ人は通院していませんので分かりませんが元気でやってくれていると思います。
前にも報告しましたが、私がずっと矯正治療をしていた新君が現役で東大に、そして田中君が上田高校に入学してくれたことが当院にとって一番大きな出来事でした。二人共ガリ勉タイプでなく、治療に来た時はマンガをよく読んでいました。治療の合間もよく私達と話してくれ、こういう普通に対応できる子が優秀な学校に入ってくれてとてもうれしいです。
今年はハローアルソン・フィリピン医療ボランティアが3年ぶりに再開されます。何年も休んでいましたが、患者さんにハブラシ・タオル・石鹸の呼びかけをしても反応がよくて日常の診療が楽しいです。今年の6月のボランティアには参加できないけれど、2024年2月のボランティアに参加を希望してくれる小学校の先生が二人出てくれました。
先日4月18日に御代田中学校の保健福祉委員会の中山さんと内堀さんから、今年のフィリピン医療ボランティアに協力したいので、どんなものを集めたらいいか問い合わせがありました。5月いっぱいでハブラシ・タオル・石鹸を集めてくれるようお願いしました。石鹸は旅館やホテルで出している小さな石鹸でも全くかまわないことも説明しておきました。
20年以上もこうしたボランティアを続けているといろいろなことがあって、その時々に感動させられることが沢山あります。この活動を始めた頃は高校生が集まらないので近くにある軽井沢高校に呼びかけ、ようやく一人が参加してくれることになりました。その時軽井沢病院に訪問診療をしていた患者さんにこのことを話すと入院中にもかかわらず1万円カンパしてくれました。その年のボランティアが終って挨拶に行くと既に星の国へ旅立っていました。とても感動的な出来事でした。
2023年4月21日
医学博士・歯科医師 林 春二