祐介先生、牟田さんこんばんは。
関東より西の方では桜の花が散り始め葉桜を楽しんでいる所もあると思います。東北から北海道の皆さんはこれから心いくまで楽しんで下さい。こちら軽井沢は彼岸桜が咲いているところで、染井吉野のきれいな花はこれからです。私の家にある蝦夷彼岸桜はまだ三分咲というところです。濃い目のピンクの花がとても可愛らしいです。
関口団長の息子さん、ケイジ君もいよいよ歯科大生ですね!お目出とうございます。一日も早くハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの仲間になって活躍してもらいたいです。成績優秀な子ですから学業は全く心配ありませんが、野球部に入ってボランティアのことを仲間に伝えてもらいたいですね。
今は統一選挙真っただ中です。政治に宗教が関わってはならないのに統一教会が政治にかなり侵入しています。大きな問題です。円安に加えて輸入物価が上がっているために電気・ガス・ガソリンをはじめ生活必需品が軒並み高騰しています。給料はここ30年間下がりっ放しで世界一経済発展しない国になってしまいました。この30年間の政権は3年だけ民主党政権でしたが全て自民党政権です。この政権の経済対策がまずかったとしか言いようがありません。小泉政権のとき、郵政民営化と新自由主義の考えで職員が減らされ従業員の非正規化も図られました。人件費の高い正規職員を減らし、いつでも首を切れる非正規の従業員を増やしました。これによって企業は人件費が安くなり努力しなくても人件費が浮いた分利益が増加しました。本来、利益を上げるためには工夫し生産効率を上げ無駄をなくすために設備投資をしたり新製品の開発に努力を注いだりしなければならないのに何の努力をしなくても人件費分だけ利益は上がったので、企業努力をしませんでした。加えて1989年(平成元年)消費税が導入されてから企業は法人税が減税され、輸出企業は輸出もどり税があるので更に利益は大きくなります。これらは設備投資や企業努力をしなくても利益が増えるので企業側は何もしなくてもいい訳です。不幸なことに、非正規になると給料そのものが安くなり社会保障も国民健康保険と国民年金に入ることになるので低額の補障しか受けられなくなってしまいます。
2020年各国の時間給の一位はスイスで2,708円、二位はノルウェーで2,449円、三位はアメリカで2,232円、日本は1,041円で18位です。年収にすると一位はアメリカで902万円、二位はアイスランドで877万円、三位はルクセンブルクで869万円、日本は22位で447万円、隣の韓国は477万円で日本より上、OECDの平均が559万円ですから日本は100万円近く低いのです。世界一位を誇っていた日本がこれだけ沈下しているのは政治の責任としか言いようがありません。みんなで政治を変えましょう。
2023年4月7日
医学博士・歯科医師 林 春二