祐介先生、牟田さんこんばんは
皆さん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞハローアルソン・フィリピン医療ボランティアをよろしくお願いいたします。
祐介先生、2024年が始まりましたね。今年はどんな年になるでしょうか。
年末年始、祐介先生は体調を崩されたと聞きましたが、「寄る年波には勝てぬ」と言います。お互い健康に十分気を付けて頑張っていきましょう。
私は昨日から仕事始めとなりましたが、年末からとても嬉しいことがありました。私は31日の大晦日、緊急の患者さんのために毎年医院を開けているのですが、もうそろそろ今年の診療も終わり、医院を閉めようかと思った矢先、いつも通院して下さっている患者さんがふと、受付にやって来られました。私が「あれ?どうしました?」と尋ねると「今年最後のお手伝いに・・」と言ってハロアルに3000円の募金を持ってきて下さいました。また、昨日の仕事始めから沢山の患者さんたちが歯ブラシ、タオルを持参され、なかにはお年玉袋に募金を入れて来られた方もいらっしゃいました。本当に有難い限りです。今年は6月に3年ぶりとなる現地活動が再開されます。ハロアルメンバーからの年賀状やメールには皆口々に「頑張りましょう!」と熱い言葉が添えられていました。今回は40名という人数制限を設け、高校生の参加を原則延期としています。また、6月ということもあり日程的に難しい方やコロナ禍のため参加を見送らざるを得ない方もいます。行きたくても諸事情により行くことができない、そういった人たちの思いも一緒に、私たちはしっかり準備をしなければなりません。
今尚、ウクライナでは戦火により多くの人達が犠牲になっています。それはロシアの人々も同じです。武力による解決を選ぶ狂気的な指導者によって何の罪もない人々が世界中で苦しんでいます。たった一つしかないこの地球に住む同じ人間同士がいがみ合い、奪い合い、争い合うことがどれほど愚かなことでしょうか。
元日、ハロアルの良きパートナーでもあり私の長年の友人でもある、リッキーさんとニナさんからメッセージがフィリピンから送られてきました。
そこには新年を祝うと共に、お互いの健康、そして世界中が平和な年になることを望んでいると書かれていました。
私たちの活動は確かにとても小さく、戦争を止めることも、貧困をなくすこともできないかも知れません。しかし、たった1本の歯ブラシが繋ぐ心のふれあいの中で、私たちの何かが変わり、共に支え合う喜びを皆さんと共有でき、そしてその優しさの種が次の時代を担う高校生達に芽生えることができれば、きっと未来は変わるはずです。
今年からハロアルが復活します。始めは小さな綿毛だったハロアル高校生たちがいつか大輪のひまわりのように咲くことを夢見て頑張って行きたいと思います。
2023年1月6日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人