2022.12.30 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

いよいよ今日、令和4年最後のハロアルレディオですね。

祐介先生はこのラジオを何年間続けているのでしょうか。もうすぐ記念すべき1000回の放送が待っていますが、毎週金曜日の夜9時、雨の日も風の日も、それこそ体調がすぐれない時もあったでしょう。しかしそんな中でもマイクの前に立ち、時には楽しく、時には真剣に様々な話題と私たちハロアルの活動を全国に放送してくれています。まぁ、たまにむちゃくちゃな毒舌もありますが、今年も無事放送を終え、また新たな年に向かって活躍する姿は、友人として、そして同じ志を持つ仲間として誇りに思います。

思い出せば、ハロアル会長林春二先生が病に倒れたとき、このラジオのハロアルからの便りを途絶えさせてはいけないと思い、私は代役と言う思いでお手紙を送ったのがきっかけでした。しかし、林先生は脳幹内出血という大病を患いながらも途絶えるどころか意識が混濁する中、病床からこのラジオに代筆でお手紙を送ってくださいましたね。

私はその一連の様子を見てきて、コツコツやり続けることの大切さや、その責任の大きさを痛感しながら、私もハロアルの一メンバーとして微力ながら参加してきました。

来年6月には約3年ぶりにハロアルの現地活動が復活します。

この3年間、こちらもコツコツと1本、また1本と全国の支援者の方々が歯ブラシやタオルをご協力してくださったおかげで私たちも現地に向かうことができます。

また、ここ数日はハロアルのHPに物資の送り先などのお問い合わせが連日のように送られてきています。本当に嬉しい限りです。

私たちの活動は19年前、祐介先生が初めてフィリピンのスラムで治療した時に出会った当時10歳の男の子「アルソン君」から由来しています。その子は生えたばかりの大人の歯、前歯4本を抜歯しなければならないほど重度の虫歯に罹患していました。

祐介先生は心が引き裂かれる思いで治療をしたことでしょう。その出会いがきっかけで、もう二度とこのような子供たちを生まないためにも治療だけではなく、歯を守る大切な道具、歯ブラシを集め現地にもっていこうと、このハローアルソン・フィリピン医療を支える会が始まりました。あれから沢山の人達の支えによって来年は第17回の活動を迎えます。私も皆さんの思いを裏切らないようしっかりと頑張って行こうとおもいます。

さて、祐介先生は今日で仕事納めでしょうか。実家の兵庫には帰省するのかな?

私は昨日からお休みをいただいていますが、31日までやはり痛みのでそうな患者さんたちに来ていただき、楽しいお正月を迎えて頂けるよう、病院で治療を続けています。

以前林先生がおっしゃっていました。「どこの医院もお休みの中、私を頼って連絡をくれるなんて歯医者冥利(みょうり)につきる」私も本当にそう思います。今、こうしている時にも

急患の電話がなりました。来年も患者さんの為にお互い頑張りましょうね。

 

20221230日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人