祐介先生、牟田さんこんばんは
多くの方が先日の週末、そして今週末と9月の3連休を楽しみにしていたのではないでしょうか。
しかし、ことごとく台風の影響でせっかくの予定も変更せざるを得ませんね。自然の力には勝てませんが河川の増加や高波、土砂災害など災害には十分に気を付けなければなりませんね。
祐介先生、私たちもせっかくの休みが残念でした。今回、私と祐介先生は私の友人と共に、お互いに休みを合わせて富山県の神通川に今年最後の鮎釣り遠征に行ってきました。
テレビでは最強クラスと言われている台風14号がまさに日本列島を北上しつつある中、
一日ごろの行いの良さと、一縷の望みをかけて私は友人らと車で栃木から、祐介先生は東京から始発で向かい富山駅で落ち合いました。やはり祭日ともあって川には沢山の
釣り人がいましたが、奇跡的にまだ台風の影響はなく早朝から夕暮れまでたっぷりと鮎釣りを楽しみましたね。祐介先生はこれが鮎釣り2回目とは思えないほど集中しながらあまりコンディションが良くない状況で4匹も釣っていました。
しかし、その夜はやはり天気予報通りに徐々に風が強くなり雨も本降りとなって二日目、三日目とも到底釣りができる状態ではなく、上流のダムからは凄まじい勢いで緊急放水となって一夜にしてコーヒー牛乳色の川となり、今年の釣りが終了しました。
宿泊先の宿では仲間たちと楽しい時間を過ごしましたが、お互い会うと日ごろの診療の話や治療の事ばかりになっていました。そして話題はやはり政治問題になり、このラジオでも最近多く取り上げられている安倍元総理の国葬についてです。ちょうどテレビをつけると英国のエリザベス女王の国葬の様子が流れていましたね。厳かで英国らしい葬儀の様子を見ながら祐介先生はしきりに「国葬ってこういうことやろ」と言っていました。日本の首相と英国の王室の国葬を同列で考えることはできませんが、やはり今回の岸田総理の判断は多くの疑問を持たざるを得ません。
法的な根拠や国葬にあたっての十分な国会審議をせず、国民に対しても多くを納得させる説明がなされていないような気がします。確かに安倍元首相があのような卑劣なテロ行為によって命を落とされたことは本当に悲しいことであり、心からお悔やみを申し上げますが、未だ解決しない任期中の様々な問題や疑惑、そしてここにきて明るみになった統一教会との接点への説明なくしては、コロナ禍で多くの人達が大変な思いをしている中、多くの世論が納得することはできないでしょう。確かに安倍元首相の業績は評価されるべきものは多くあります。しかし、この業績をきちんと国民が理解し、国葬にふさわしい首相だったと納得するには今こそ正しい判断と説明が問われていると思うのは私だけでしょうか。
2022年9月23日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人