2022.07.29 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さんこんばんは

 

毎日不安定な天気が続きますね。全国各地で局所的なゲリラ豪雨や雷雨が連日報道されています。

私の地元栃木県は日本でも有数の雷が発生する県で、宇都宮などは別名「雷都」(らいと)とも呼ばれます。ここ数日、那須では既に午後2時ぐらいになると雨雲が出ていなくてもどこからか雷鳴(らいめい)が聞こえ始め、夕方、夜にかけると凄まじい雷が鳴り響きます。地元民は慣れていますが、観光や旅行で来られるかたは、さぞ驚かれることでしょう。栃木県は関東平野と呼ばれるほど平地が多いのですが、その四方を日光連山をはじめ多くの火山群に囲まれています。そして祐介先生も今度鮎釣りにご招待しますが、県内には3つの大きな清流、鬼怒川、渡良瀬川、那珂川が流れており、雷にとっては正に発生するための栄養庫のような地形です。お越しの際は十分気をつけて頂きたいですが、他県では味わえない栃木の魅力でもある自然の脅威を感じるのも一興(いっきょう)かもしれません。

しかし、こちらは冗談では済まされない話です。

祐介先生、いったいこの国にまともな政治家がいるのでしょうか。もはや政治家ではなく政治屋になりさがった人間たちが政治の中核にいると思うと、本当にこの国はどうなってしまうのでしょう。私は新聞やテレビなどの報道ベースでしか知り得ませんが、今、安倍元総理の死を発端に政治と宗教の関係性が色々と明らかになってきていますね。

私は政治と宗教の分離の考え方は、日本国政府が宗教団体との特別な関係を持つことを禁止していると、理解しています。確かに政治家であっても宗教の自由があるわけですから、信仰する同じ宗教の人達に何らかのお願いをしたり、接点を持つ事は現実には

存在するでしょう。しかし、問題は過去に霊感商法や様々な社会的問題を持つ団体と、我々国民の命や財産を守るべき政治家が関わりを持ち、そしてその団体に政治家が関わることである種の信用的な「お墨付き」を与えてしまっていること、そしてそのような団体からの組織票で国のかじ取りをする人間が決まってきていること、さらにその見返りとして何らかの意図が政治家と宗教団体の間に存在していることだと思います。

今、多くの政治家が宗教団体との関係性が明るみになってきていますが、知らぬ存ぜぬではまかり通らないでしょう。

祐介先生、本当に一度この国の全ての膿を出しきるにはどうしたらいいのでしょうか。

私は前回の参院選の時もそうですが、私なりに真剣にこの国のためにはどうしたら良いかを各党の政策や政治理念を比較し考えて1票を投じます。それは多くの国民もそうでしょう。しかし、現実には政治理念も国を守る気概もない、ただ選挙に受かるために

右にも左にも動くような人物が存在すると思うと怒りよりも恐れを感じるのは私だけでしょうか・・・。

 

2022729日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人