祐介先生、牟田さんこんばんは
「茹(う)だるような暑さ」と言いますが、この“茹(う)だる”は漢字で茹(ゆ)でると書きますね。
正にその言葉がぴったりの暑い日が続きます。祐介先生の東京はさぞ暑いでしょうね。
私の地元栃木県那須は、夏場は避暑地の観光地で有名ですが、もし明日からの連休などでこちらに来られる方は避暑地だからといって油断をするととんでもないことになりますよ。私たちが暑さに慣れていないからかもしれませんが、今日もまさに茹だるような暑さでした。どうか皆さん熱中症には十分お気をつけてお越しください。
さて、私たちハローアルソンフィリピン医療ボランティアはコロナ禍のため2020年から現地活動が延期となっていますが、先日、現地リーダー・リッキー氏と連絡を取り合うなかで、新しいハロアルの活動の形について相談したいと申し出を受けました。
フィリピンも日本同様、ある程度のコロナへの対応の枠組みが構築され始め、外国人の受け入れも徐々に規制が緩和されつつあります。これから私たちは会長林先生を中心に、できるだけ早く現地活動が再開できるように思案していくつもりです。
ハロアルのホームページのお問い合わせフォームにも全国の多くの方から物資のご連絡をいただいていますが、その中でも最近多いのが、ホテルなどにおいてあるアメニティの髭剃りやヘアブラシなどです。
現在ハロアルでは原則として新品の「歯ブラシ・タオル・固形石鹸」を集めています。
その中でも歯磨き粉の付いた歯ブラシ、手ぬぐい、ミニタオル・バスタオルも問題ありません。ハロアルの物資配布活動において大切にしている一つに「平等性」があります。
以前、一つのエリアで数千人に配布する場合や数百人規模の学校などでは、全員が同じような物、そして同じ数を配布しないと、後日住民や生徒間で不満が出たことがありました。それを踏まえて、配布時にはなるべく平等にいきわたるように心がけています。
そのため、髭剃りやヘアブラシなども大変ありがたいものではありますが、全員に配布することができないため、現在は募集をしておりません。また、液体状のポンプタイプの石鹸などは使用後プラスチックごみとなってしまいますので、やはり固形石鹼をお願いしています。あるスラムでのことです。子供を抱いた母親に固形石鹼を手渡しした際、とても嬉しそうに「私はこの石鹸を3年間ぐらいかけて大切に使うでしょう。」とおっしゃっていました。一日100円で生活をする極貧層の人達にとって皆さんがご協力してくださる物資は本当に貴重で喜ばれます。
これから国や各自治体が旅行業や観光業に様々なキャンペーンやクーポンを付け、多くの方が楽しまれると思います。ご宿泊の際にはマイ歯ブラシをご持参のうえ、ホテルや旅館などの歯ブラシのご寄付もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年7月1日 ハローアルソンフィリピン医療を支える会 団長 関口敬人