2022.02.04 林会長のお便り

祐介先生・牟田さんこんばんは。

 節分を迎えたというのに寒い日が続きます。各地で豆まきをやったようですが、コロナ禍で例年のようににぎやかではありませんでした。これもコロナ感染症のためです。一日も早く鎮静化(ちんせいか)するように皆で力を合わせて乗り切りましょう。それまでは病気にかからないようにくれぐれも気を付けて下さい。

 オミクロン株の猛威は広がる一方です。ついに一日の感染者数も9万人を超えてしまいました。幸いなことに治療薬も出来、重症者が第5波までの時より少ないことです。それでも感染者が増え続けているために、入院する感染者も増え医療機関では一般医療のベッドが圧迫を受けて医療崩壊の手前です。ワクチンの効果にも限界があり、感染予防と社会活動を両立するためにはまだまだ多くの問題がありそうです。そんな中で小学生や幼稚園児の感染は広まる一方です。子供達の自宅待機のためには保護者が見るしかありません。休業手当を支給して安心して自宅待機が出来るようにして欲しいです。

 第5波は誰もがビックリするほど急激に減少しました。安定した期間が3か月近くもあったのに、第6波に備える対策がベッド数の確保だけに止まってしまい、PCR検査、ワクチン、治療薬のどれをとっても不十分なものばかりです。現場からは不満の声が上がっていますが、今回も改善されませんでした。昨年のうちから、この面で野党の皆さんから追及されていたのに一考(いっこう)だにしない態度は納得できません。何故、感染者が急激に減少したのか、どの部分で効果があったのか検証ているのでしょうか。他国のオミクロンの爆発な感染と我国の感染の仕方の違いなどについても考慮すべき点はあるのではないでしょうか。

 昨日、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの活動で歯科衛生士の木内さんを歯科技工士の佐野さんと二人で、長野県佐久市中佐(なかさ)()小学校に物資を取りに行ってくれました。物資と共に「フィリピンのみなさんへ」という手紙も預かって来ました。内容は中佐(なかさ)()小学校のみんなから集めたので役に立てると嬉しいです。フィリピンのみなさんで使ってください。中佐都小学校ボランティア委員会というものでした。

こうして若い人達が自分のことだけでなく、弱い立場の人達のために心を配ってくれることはとても素晴らしいと思います。これらは全てが無料の奉仕です。

それに引き換え、この子供達からみると想像もつかないくらい沢山の給料・手当てをもらっている政治家の皆さんの行いに頭を(かし)げたくなります。コロナ禍で大変な思いをしている皆さんのために生活できるだけの支援金の支給を願っています。政治家の皆さん、国民の悲痛な叫び声に応えてください。

202224

 

医学博士・歯科医師 林 春二