2022.01.07 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん 

 

明けましておめでとうございます。レインボータウンの皆さん、リスナーの皆さん、今年もハローアルソン・フィリピン医療ボランティアをどうぞよろしくお願いします。

いよいよ2022年が始まりましたね。祐介先生、今年はどんな年にしたいですか?

昨年あなたは大けがに見舞われていますのでまずは健康でしょうか。お互い50歳の入り口に立つ年齢になってきました。やはり体をケアしながらしっかりと仕事ができ、人生を大いに楽しむ健全な心と体づくりを意識しながら良い年にしたいですね。

さて、私たちハローアルソン・フィリピン医療を支える会は今年も残念ながら2月の現地活動は延期となってしまいました。元旦には現地から新年のお祝いメッセージと共に、今年のお互いの活動の概要を話し合いました。やはり、フィリピン国内ではある程度のコロナ対策が進んでいるものの、新しいオミクロン株拡大への懸念は大きく、まずは動向を見守り、一応の目安として何とか10月ぐらいに、現地マニラで現地チームと政府、行政機関を交えてこれからの活動を話し合おうと言うことになりました。

2019年の12月に中国武漢で発症したこの脅威は、2年という年月を経て、私たちの生活や価値観、未来に大きな変化を余儀なくさせました。そして今、第6波となる新たな感染拡大が始まろうとしています。祐介先生、今年もコロナが中心となる年になってしまうのでしょうか。しかし、たとえそうであったとしても、新たな治療薬やワクチン、そして人類の団結力で何とか制御をし、皆で支え合いながら共に笑えるそんな年にしたいですね。

ところで、東京や南関東の方々は大雪で大変でしたね。雪になれない都会の方はたった数センチでも転倒やケガに繋がりますから十分気を付けてください。しかし、毎回思うのですが、東京に雪が積もったり、氷点下になり路面が凍る時にヘリコプターまで出動して街の様子を報道する天気予報を見るたびに、日本は本当に平和だとつくずく感じます。でも不思議なのはたった数センチの積雪で高速道路は通行止め、電車は遅延や運休するのはなぜでしょう。もっと雪の降る北陸や東北では問題ないのに、このレベルで被害が出てしまうと言うことはいかに首都交通網が積雪に対して脆弱かを表しています。

では備えがあればそれで良いかというとそうでもありません。東京を東北並みの雪対策にしようとなれば、1年で1度あるかないかの準備に数億円という税金を必要とします。ではどうしたらよいのでしょうか。一番良いのはやはり助け合いですね。太平洋側が大雪ならば大抵日本海側はさほどでしょうから、こういう時こそ地方が東京を助けられる「災害時相互応援及び防災協力に関する協定」の枠組みをしっかり作ることですね。

何はともあれ、2022年が始まりました。今年もみんなで力を合わせて、素晴らしい年にしましょう。

202217日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人