祐介先生・牟田さんこんばんは。
祐介先生、そしてハロアル団長の関口先生、昨日は上山田中学校での講演有り難うございました。当日は私も一緒に戸倉上山田中学校に行って三人でハローアルソン・フィリピン医療ボランティアで築いて来たボランティアについて、ボランティアをするに当って最も大切な人集めについて、それにボランティアをする人にとって忘れてはならないヒューマニズムについて話させてもらおうと考えていました。午後からの講演でしたので、午前中は診療室に出て患者さんを診て、お昼にはせがれの康二と一緒に関口先生達と合流する予定を立てていました。ところが10時頃に急に胸がつまるような苦しさに襲われた時ちょうど祐介先生と関口先生が診療所に来てくれました。
「救いの神」とはこの時の二人の出現でした。私はスタッフにすぐにかかりつけ医に電話してもらい、往診車に乗せてもらって医院に連れて行ってもらいました。待合室はいっぱいでしたがすぐに心電図と胸部X線写真をとってもらい診断をしてもらいました。データ上は問題なかったのですが、佐久医療センターに行った方がいいということですぐ連絡を取ってくれました。その間、祐介先生と関口先生は診療所で私の患者さんを診てくれ歯根破折の患者さんの歯牙再植術をしてくれていました。そのかかりつけ医から紹介状をもらって一旦診療所に戻り祐介先生と関口先生に午後の講演に行くのは私は無理なので二人でやって欲しいと頼みました。二人とも一瞬の間もなく「わかりました。お大事に」と即答してくれました。私は安心して佐久医療センターの循環器科の診療が受けられました。それでも医療センターを出たのは4時を回っていました。すぐに康二に連絡しましたが連絡が取れずに家の近くに来たところでようやく連絡がつき、私の方は今日のところは問題なかったことを告げました。
上山田中学校というのは長野県にある有名な温泉地にある学校です。千曲川の清流が流れ川上に真田幸村で有名な上田市があり、下流に長野県庁のある長野市にはさまれたところにあります。とてもいい温泉です。ここでの講演の内容については祐介先生の報告を楽しみにしたいと思います。
私は、今回のトラブルでまた祐介先生と関口先生の素晴らしさに触れることができました。二人は私が何か頼んだときどんな時でも素直に「ハイ」と言います。ハイというのは相手のことを尊敬しているから出る言葉だと私は思っています。漢字で書くと「拝」となります。訓読みはオガムです。ハイという言葉は相手をオガムということです。相手が子供であろうと年上であろうと同じです。相手の言うことを素直にオガムわけですから、全てがうまくいかないわけがありません。
祐介先生と関口先生はいつも「ハイ」ですから、いつも人をオガンでいることになります。だから素晴らしい立派な先生になるわけです。
2021年11月26日
医学博士・歯科医師 林 春二