祐介先生・牟田さんこんばんは。
めっきり寒くなりました。と言っている内に浅間山に初雪が降りました。これからこちらは紅葉の季節を迎え、そのあとには白一色の雪景色が待っています。我が家の庭のハナミズキが紅葉をはじめ、ドウダンつつじが色付き始めました。これから日一日と色を濃くしてくれると思います。この色づいたドウダンつつじが夕日を受け、真っ赤に染まるのを見ているとこの世のものとはとても思えない美しい色になります。こういう自然がいつまでも続くことを願わずにはいられません。
地球温暖化の問題については私達が命がけで取り組まなければならないと思いますが皆さんはどうでしょうか。気候が大きく変わってしまうと、この美しさも見られなくなってしまいます。今、衆議院議員選挙の真っただ中ですが、この環境問題についてはどの党も語っていません。自分たちの住む環境のことですから、まず最初に考えるべき課題だと思いますがどうでしょうか。
コロナ禍は生きることに精一杯になって環境どころではないのかもしれません。世界の国々が大きな資金をつぎ込んで対応したのに、日本ではノラリクラリで生活に困窮する人が出ているのに対応は変わりませんでした。この責任は誰がとってくれるのでしょうか。
幸いなことにデルタ株で急増した感染者数も激減してくれました。というのもこの激減した理由さえも政府ははっきり説明しないからこう表現するしかありません。考えられるのはワクチンの効果ですがこのワクチンもブレークスルーされ、感染しているケースも出ているので安心ばかりはしていられません。一時は2万5千人を超えていた一日の新規感染者も300人台になってゼロの県も出てきて、出されていた様々な制限が解除されますので、今までの反動で人の移動が増えて感染の機会が増えること、さらにインフルエンザが流行する時期に入りますのでこれも心配です。制限が解除されることはうれしいことですが、ハロウィンも近いですし、クリスマスもすぐです。大騒ぎをしないでほどほどに過ごさないとまたぶり返したのでは元も子もなくなります。
今週の月曜日に石垣島に住んでいた本永さんが一年ぶりに検診に来てくれました。現在は九州の博多に越されたそうです。それでも軽井沢まで来るのですから大変です。それなのに今年もまた真っ白い封筒に1万円札を入れてきて、ハローアルソン医療ボランティアにカンパしてくれました。心から感謝させてもらいました。口の中を見させてもらうと、とてもきれいに管理されていました。本永さんの細やかさがとてもよく出ていてこうした素晴らしい人の健康を見させてもらえることに喜びを感じました。それでも精査すると取り外しができるブリッジ、コンフォート・ブリッジが少し緩いということで調整しました。帰り際に「先生いつまでも元気でいてください。先生が元気で診てくれないと私の歯は守ってもらえなくなってしまいます」という本永さんの顔を見ていて、こうした協力者がいる限りハローアルソンの火は消してはならないと強く思いました。
2021年10月22日 医学博士・歯科医師 林 春二