祐介先生、牟田さん、こんばんは
24年ぶりと言われたスーパームーンの皆既月食。祐介先生の東京ではどうだったでしょうか。私の地元栃木県那須では生憎の曇り空で、何となく空がぼんやりと赤茶色に数光っているだけでした。
毎日の報道はやはり「コロナ一色」ですね。
緊急事態宣言が延長され、対象地域の方々は本当に大変な思いをされていると思います。
私の地元はまだそのような状況ではないにせよ、少しずつ拡大の恐れが続いているため、
栃木県独自の注意喚起が出されました。しかし最近はイギリス型、インド型、など従来型に比べて感染力の強い変異型が多くなってきましたが、私は以前から不思議に思うのは、変異型には国名がついて、なぜウィルスの起源である中国武漢の名前がつかないのか不思議です。正式に言うなら、中国武漢コロナウィルス・イギリス型だと思うのですが・・・。先日はとうとうアメリカは日本を「渡航中止」の勧告を出しましたが、私の友人でもあり、ハロアルボランティアの良きパートナーでもあるフィリピンチームの
リーダー・リッキー氏からも「セキ、日本は大丈夫?」とメールをもらうくらいです。
世界から見れば今の日本の現状は大変危険だと認識されているのでしょう。そんな中でもIOCは「犠牲を払ってでも」「アルマゲドンでない限り」東京オリンピックを開催するというのですから、もちろん前後の文脈もあるでしょうが、もはや誰もが「選手のため」というよりも「その他何かのため」という胡散臭さを感じ取り、オリンピック開催に今一つ気持ちがまとまらず、そして輪をかけて日本政府がはっきりとした方向性や指針を世界に表明しないため、我々国民もまた、一枚岩になれないのです。
先日、中学2年生の娘の学校で体育祭が行われました。例年なら家族がお弁当を持って子供が元気に走る姿を沢山の人が楽しみに見に行きます。しかし、今コロナ禍のため、
観覧できるのは人家族一人だけ。体育祭は午前中だけで終了します。行進も密にならず、競技も大幅に減り、昔とは大違いの体育祭です。しかし、娘は数日前から嬉しそうに
出場する種目の内容を説明してくれるのを見ると、親として、一人の大人として本当に胸が痛くなります。私は以前、GOTOトラベルや何やらに使うお金があるならば、修学旅行や遠足を楽しみにしている子供たちにこそ手を差し伸べるべき、だと言ってきました。因果関係はまだわかりませんが、先日は体育の授業中、小学生がマスクを着けたまま持久走をやりその後に死亡するという事故が報道されました。大人の指示、大人が決めた社会の中、子供は生きています。その子供たちが路上飲みや自分勝手な言いぐさで権利ばかりを主張する大人たちをどのように見ているのでしょうか。
総理は専門家の意見を聞くと連呼しますが、そこには多種にわたり「今苦しんでいる人たち」の声が反映されているとは到底思えません。いったいこの国はどうなってしまうのでしょう・・。
2021年5月28日 ハロアル団長 関口敬人