2021.02.19 関口団長のお便り

祐介先生、牟田さん、こんばんは

 

先週のハロアルレディオはお世話になりました。

久しぶりに林先生ともお会いし、短い時間でしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

日ごろ祐介先生とも林先生とも、事あるごとに連絡を取り合っているので特別な会話は必要ありませんでしたが、不思議なことにいつもお会いするだけで、なぜか元気になるというか、再びやる気が湧き上がるようなそんな感覚を覚えるのは私だけでしょうか。

先週の放送ではリスナーの方から放送中に「良い番組ですね」と応援のお電話までいただき、とても嬉しかったですね。やはり会長のボランティアに対する歴史と情熱の積み重ねから発せられる一言は、私たちのような勢いだけで突き進む若輩者にはまだまだ到達できない領域でした。私も久しぶりに隣で林先生のハロアルへの熱い思いを聞いていましたが、16年間それこそ何百回、何千回も聞いてきた言葉でも、いつも新鮮に感じ、それこそ初めて参加をした時のような気持ちなってしまうから不思議です。

ハロアルボランティアには高校生が参加をします。発足より今までに約500名以上の高校生が共に活動をしてくれました。私も祐介先生も活動当初、高校生の存在意味をあまり深く考えていませんでしたね。彼らに掛かる経費の一部は貴重な募金から捻出されるわけですから、医療行為のできない彼らよりもその分もっと薬や器材の充実を図るべきだとも考えていました。しかし、ハロアルの真の目的は一日100円足らずで生活を余儀なくされるスラムの人たちの支援もさることながら、その現実を知り、「貧困」という二文字であたかも運命のように線引きし、素通りしてきた、経済的豊かな国に生まれた私たちの在り方を変えることだということを学び、そのきっかけとなり、これからの未来を創る高校生のひた向きな姿こそが私たち大人への心の教科書になっていることに気づかされたのです。ですから、この活動に挑む大人たちは彼らにも負けないような大人の本気を見せてくれるわけですから、高校生たちもまた、感動し、大人や未来へ希望や夢を抱いてくれるのだと思います。

しかし、改めて思いますが「言霊」と言う言葉があります。言葉に宿る不思議な力でしょうか。リスナーの方からのお電話の件でも林先生の言霊が誰かの心に触れ、そしてまた次の誰かを生む様を目の前で感じました。それに比べ、今、日本中が一つにならなければならない時に、与党も野党もマスコミも言葉に責任や思いが全く感じられず、毎日飽き飽きしています。

3月2日、久しぶりに林先生、祐介先生と一緒に群馬県新島学園高校にボランティア講演に行かせていただきます。今コロナ禍で大変な思いをしている高校生たちのために

私も魂の宿った言霊ですこしでも力になりたいと思います。

 

2021年2月19日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人