祐介先生、牟田さん、こんばんは
お正月休みも終わりましたが、今年は新型コロナウィルスの影響で今までとは違った特別な休みとなりましたね。
そんな中でも昼夜を問わず過酷な医療現場で働く皆さんには心からの労いと感謝の気持ちを伝えずにはいられません。しかし、医療関係者だけではなく飲食や観光業の他、様々な分野で疲弊しきっているコロナ禍において、私たちの未来のかじ取りをする
国会議員の先生方は休み明け早々、与野党そろって「議員の食事は4人以下で8時まで」などと真顔で話し合っているのですから、もはやギャグではなく、悪夢です。
そののんきな先生方が国民に我慢を強いても心に響かないのは当然です。恐らく議員たちも薄々その事を自覚しているので、危機管理の広報活動はもっぱら「専門家の先生方」にお任せきりです。あれほど「モリカケ」や「さくらの会」の時は鬼の首を取りに行くかのように連日喚いていたのが、最近では国会議員よりも昭和大学の二木先生のほうがよほどわかりやすく提言をしてくれています。もちろん、分野が違うと言えばそうですが、あれほど原発問題で騒ぎ立てていた「なんとかの党」の党首などはどこにいったのでしょうか。不要不急の外出自粛、時間短縮に従い、今日生きるお金や家賃さえもままならない人たちが沢山いる中、国会議員の歳費をたった2割しかカットしないなんて、国民の何割が納得するのでしょうか。祐介先生はどう思うでしょうか。
さて、このコロナ禍において、私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアも2月の現地活動は延期となってしまいました。
最近、「ハロアル・ロス」なんて言葉を聞き、今年頂いた年賀状にも多くのハロアルメンバーからも「いつもと違う気持ちになっています。」と、現地活動が延期となった今、寂しく思う気持ちがつづられていました。
私も昨年、現地活動が延期と決定してから、やはり同じような気持ちになっていました。
しかし、最近は少し違う感覚でいます。勿論、現地に行くことができない悔しさはありますが、もっと大切なことは「できない時に何ができるか」を考えることです。
そして、1年間365日のたった4日間が叶わなくても、残りの361日をどれだけコツコツとやれるかが、今問われているのだと思います。そう思うと、毎日のように医院に届けられる歯ブラシやタオルを心からさらに感謝できるようになり、コロナがもたらした様々な「マイナス」をいかに「プラス」に変えるかに情熱を注げるようになりました。
リスナーの皆さん、ハロアルを支援して下さる方々、そして参加を希望してくれる高校生のみんな、ハロアルは必ず再開します。沢山の知恵と友情と情熱をさらに結集させ、
いつかコロナに打ち勝った時、素晴らしい第一歩が踏み出せるように日々努力をすることをお約束します。どうか皆さん、今年1年、こんな時代だからこそ、優しさを忘れずご協力をお願いします。
2021年1月8日 ハロアル 団長 関口敬人