2021.01.08 林会長のお便り

 祐介先生・牟田さんこんばんは。

 元旦にスタートしたハロアルも今夜は2回目。早いですね。まごまごしていると時はどんどん流れてしまいます。コツコツと一歩ずつ前に進みましょう。

 昨年暮れに、株式会社東京美術様から歯ブラシ・タオル・石鹸などの物資を提供してもらいました。お礼状とハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2020の報告集を送らせてもらいました。すると年賀状に「お手紙と活動報告集をお送りいただき有り難うございました。大変感動いたしました。今後も継続して取り組んでいきたいという気持ちが強まりました!今後ともよろしくお願いいたします。どうぞお体に気を付けてお過ごしください」と書かれていました。私はこのハガキの中で「大変感動しました」というところ、「取り組んでいきたいという気持ちが強まりました!」というところに感嘆符がついていて、とてもいい気持ちにさせられました。今までもハローアルソン・フィリピン医療ボランティアで嫌な思いをしたことはありませんが、こういう嬉しい文章に出会うことはそんなにありません。今年は今まで以上にやる気が増しました。

 ところでコロナの感染者が1日で7,000人を超してしまいました。完全に抑えきれないうちに「GO TO」でプレミア付きの拡散をさせたのですから、こうなるのは当たり前です。ジタバタすることはありません。拡散した時の後始末にしても、政府が当然考えてあったはずです。医療関係者がいわれなき非難を受けていることや、現場の皆さんが大変な思いをしていることだって、今のやり方では仕方ありません。それから「GO TO」を支援する人達は、それでいいですから感染者が7,000人であろうと、10,000人を超そうと、それもこのやり方では仕方ないのです。やがて医療崩壊を起こそうが、救急患者を受け入れられなくなろうが、それは「GO TO」を考えた政府が考えるしかありません。慌てて「緊急事態宣言」では遅すぎます。

私は前回(202111日)も書きましたが、しばらくの間全てのお金の流れにかかっている消費税10%を止めて消費意欲を高めることが最優先で、もう一回でも二回でも国民全体に「特別給付金」を交付すべきだと思います。ただしこれは政治家にとって全くうま味がありません。そのことが2020721日の文春オンラインに載っています。「GO TO」に使われている1,895億円の一部の4,200万円が二階俊博氏をはじめ、自民党の議員37名に対して献金されているようです。今の政治家は西川元農林水産相や吉川元農林水産相だけでなく、利権をむさぼっている人達ばかりで国民に顔を向けていないのです。こういう金にまつわる事件が発生しても、国会で大した問題にされず闇から闇に葬られてしまうから、次から次に同じようなお金にまつわることが出てくるのです。政権政党の皆さん。国民が理解できるよう、自ら証明して糾弾してください。コロナ禍で、その日の食事に困って自ら命を閉じている人がいることを考えると、人間として許すことが出来ません。

202118

 

医学博士・歯科医師 林 春二