祐介先生、牟田さん、そしてキョウヤさん、こんばんは
私の地元栃木県那須では季節はすっかり秋となり、周辺の田んぼでは先日の連休を使って稲刈りが盛んに行われました。今年は雨が多くお米の出来に不安でしたが、今年も栃木のお米は美味しくできたそうで、新米が出来ましたら皆さんにお送りしますね。
さて、私達ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでは現在のコロナ禍の状況を踏まえ残念ながら来年度の現地活動は延期となってしまいました。
祐介先生、キョウヤさん、本当に残念ですね。
特にキョウヤさんには2007年の活動から、全参加者が現地の活動中に着用する「ハロアルTシャツ」のデザインを担当してもらっていました。振り返ると正にハロアルの歴史そのものでもあり、毎年キョウヤさんらしい様々な楽しいデザインで私達だけではなく、現地の子供達も喜ばせてくれていました。実は密かにマニラチームのメンバーたちもこのTシャツが欲しいと言ってきてくれるほどなのですよ。
私が一番記憶にあるのは、ある年、帰国後の活動写真を見たキョウヤさんがスラムの子供達の目線が調度目の前で治療する先生方の胸元あることに気づき、それならば治療の恐怖や不安で怯える子供達を少しでも和ませることができるデザインにしようと考えてくれたことです。勿論、現地に行き活動をすることはとても意義があることです。
しかし、牟田さんや他のアーティストの皆さんのように祐介先生が活動中留守の間、日本でこの番組を守り、キョウヤさんのように継続して活動を支えてくださる方の存在は、
コロナ禍で活動が延期となった今、改めてその存在の大きさに気づかされます。
今、現地ではハロアルの灯を消すな!ということで、マニラチームが貧困地区の病床の子供達300人を対象に衛生キッドを作り、その中にリスナーのみなさんがご協力してくださった歯ブラシやタオル、固形石鹸を入れ随時配付してくれています。
確かに、新型コロナウィルスは私達の生活や未来に大きな不安を植え付けました。
しかし、たとえこの未知なる恐怖でも私達人間が持つ絆や心まで感染させることはできません。先日私達の長年の活動チームであるマニラ・ラハ・ソライマンロータリークラブが46周年となり、その際私を含め、祐介先生、岡山の木本先生、愛知の加藤先生が
正式に特別メンバーとなりました。私は謝辞に「私達の友情は何者にも壊すことができず、ウィルスがもたらした活動延期期間は逆に私達の更なる信頼関係を築き上げる結果となった。」と述べました。今、みんなが不安です。今、みんなが精一杯です。しかし、こんな時だからこそ周りを見渡し、優しさを忘れ得ず、お互いに助けあう気持ちが大切ですね。キョウヤさん。来年のハロアルTシャツもお願いしますよ!今回はある意味では特別な年となります。みんなの思いを一つにし「夢に繋がる」そんなデザインを期待しています。くれぐれも祐介先生から納期の催促など受けないよう、頑張って作ってくださいね。
2020年9月25日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人