祐介先生、牟田さん、そしてキョウヤさん、こんばんは
毎日暑い!いやぁ、「なつい!!」祐介先生が言うように「暑い」の最上級「なつい」がぴったりの毎日ですね。
しかもコロナ禍のため外出時もマスクを着けていると、本当にクラクラするような暑さです。連日熱中症の報道もされますが、どうか皆さんお気をつけください。
さて、私たちハローアルソンからのお知らせです。
来年度2021年2月7日から活動を予定しておりました、「第16回ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア現地活動」が正式に「延期」と決定いたしました。
ここ数か月間、現地チーム「マニラ・ラハ・ソライマン・ロータリークラブ」と何度も協議をしてきましたが、世界的な新型コロナウィルス感染の状況と日本、フィリピン両国の規制、また、双方の安全性と、なにより、私たちが支援をしているスラムの医療体制や予防等は皆無に等しいため、万が一、一人の感染者を出した場合、それは爆発的な拡大に繋がりかねず、慢性的な栄養不良下で生きる彼らにとっては死に直結する重大な結果となるため、私も現地リーダー・リッキー氏とあらゆる方法を模索しましたが、やはり「延期」せざるを得ないと判断いたしました。
祐介先生、とても残念ですね。特に参加を待ちわびてくれていた高校生たちには本当に申し訳ない気持ちです。中には中学生のころから参加を夢見ていた生徒さんたちもいたでしょう。
昨日、私は現地チーム・リッキー氏・ニナさんと連絡を取り合うなかで、こんな話をしました。「このコロナ感染は多くの問題を私たちに与えた。人々は罵り合い、傷つきあい、疑いあい、未知なる敵は私たち人間が持つ心の弱さを増幅させ、私たちを冷たく悲しい生き物にしようとしている。しかし、私たちハロアルとラハ・ソライマンチームはそんなものには負けない。世界中に猛威を振るうコロナであっても一つだけ壊すことができないものがある。それは私たちの「友情」と「絆」です。」「私たちは再び活動を共にするためにこれからも連携してあらゆる準備と方法を考えましょう。」
そして現地からはうれしいことに9月2日にマニラで開催されるラハ・ソライマン・ロータリークラブの46周年の大きな会議に正式にハロアルをメンバーとして招待したいとの依頼を受けました。
「コロナと共に生きる」という言葉を聞きます。私は彼らとの関係性のなかでこの言葉の意味を深くかみしめました。コロナという恐怖に怯え、支配されるのではなく。「コロナ」という主語を「あなた」に置き換えてみましょう。「あなたと共に生きる」互いが助け合い支えあえばきっと私たちはもっとお互いを好きになり手を握り合えるはずです。活動延期は本当に残念です。しかし再び活動を共にする日、今までにない素晴らしい感動が待っていると思うと、これからもさらに頑張っていけますね。
2020年8月21日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人