2020.08.14 関口団長のお便り

 

祐介先生、牟田さんこんばんは。

例年なら多くの方が海や山、観光地や海外までおもむき、夏休みを満喫されているはずでした。しかし、今年はコロナの影響で今までとは全く違う夏休みとなってしまいましたね。毎日全国の新規感染者数が発表されますが、私の感覚が麻痺しているのか、最近では東京都の人数の多さにも別段驚かなくなってしまいました。私の地元栃木県那須もやはりコロナの影響は大きく、今年は観光客も少なく旅館やお土産屋さんも大変な夏となっています。
そんな中、私も夏休みをいただき、昨日は息子と一緒に迎え盆の為にお墓参りをしました。霊園にはすでに多くの方がいましたが、皆さんマスクをしながら汗びっしょりになってお墓掃除をしていました。息子もようやく手伝いが出来る年になってきたようで、汗をかきながら一生懸命お墓を洗ってくれました。
最近はコロナの影響で墓参りも出来なくなっており、お墓の掃除も代行してやってくれる業者や、その映像を見ながら、墓参りとする方もいらっしゃるようですね。通常なら、私はなんてバチ当たりな!と思ってしまいますが、この状況下では致し方ないかもしれません。私は幸いにも祖母に会いにお墓参りができますが、1日も早くこの問題が収束することを願わずにはいられません。
そして祐介先生、明日815日は75年目の終戦日ですね。日本人にとって決して忘れてはならない大切な日です。戦争という辛く悲しい歴史を決して繰り返さぬ様誓い合い、先の大戦で犠牲になられた多くの人たちに心からの哀悼を捧げ、そして様々な考え方はありますが、未来ある子供たちに平和の尊さを語り繋げる日です。戦争には必ず相手がいます。私は先週のお手紙で、戦争はなくす事はできないが止めることは出来ると言いました。しかし、唯一、戦争を無くすことができるとするならば、世界中の人たちが、自分たちだけの平和を願うだけではなく、相手の平和も祈れる私達であったら、きっとこの世界は一つになれるのではないでしょうか。
今、世界中が大変な時期です。私達自身もまずは身の回りの安全を確保したいでしょう。しかし、こんな時だからこそ、相手を思いやり、支え合う日々の暮らしが、実は平和への第一歩であることを忘れてはいけませんね。 
祐介先生は帰省するのでしょうか?もしされるならばきちんと感染予防をして、しっかりとご先祖様のお墓に日頃のバチ当たりをザンゲして、心を浄化して来て下さいね。

2020814日 ハローアルソン フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人