祐介先生、牟田さん、こんばんは
毎日ジメジメした天気が続きますね。
私の地元栃木県那須でもここ数日まともにお日様を見ることなく、毎日段発的な雨が続いています。
さて、連日東京都の新規コロナ感染者の数が公表され、昨日などは100人を超す事態となっています。その内容を見ると、決まって報道では「夜の街関連」という言葉が使われていますが、ルールを守り頑張っている人たちや積極的に検査を受けた方も一色単に報道されてしまうとなんだか不憫のように思えます。しかし、現状では多くの感染者が20代、30代といわれ、若さゆえなのかわかりませんが、一人ひとりの行動が収束へ向かうのか、医療崩壊や緊急事態宣言の再発動になるのかをもっと考えなければなりませんね。もちろん自粛や規制の先に光が見えない政府や地方行政のやり方と、夜の街関連といいながら永田町ではここ数日「解散」やら「ポスト安倍」と完全に国民を置き去りにし、今やるべきことを忘れた会食会議の様子が報道されると、あきれるというよりも、嫌悪感さえ抱いてしまうのは私だけでしょうか。仕舞いには現職の国会議員夫妻による大規模な選挙買収事件は金を渡す側も、金をもらった側も、いったい何のために政治家を目指しているのか。辞職ドミノ、告発ドミノなどと、もしこれが世に出なければ、今でも「先生」と呼ばれてバッヂをつけていると思うと、選挙区の広島の方々には同情すら覚えてしまいます。
私は最近、このハロアルレディオが政治色が強くなりつつあることに、良くも思い、悪くも思っていました。しかし、今の世の中を見れば、楽しいこと、誇らしいことよりも、ずるいことや情けないことの話題のほうが多く聞こえてくる様では、祐介先生だけではなく、だれもが声を大にして言いたくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかし、祐介先生。それでも私は日本に生まれてよかったと思いますよ。それは人それぞれでしょうが、お隣の香港を見てください。もはや一国二制度は崩壊し、ある新聞の言葉を引用するならば「香港は死んだ」と言わざるを得ないでしょう。人権、民主主義など一切通用しない中国では独立の旗を掲げるだけで逮捕となり、祐介先生や私の発言などは、たちまち逮捕され今頃二人仲良く牢屋暮らしです。日本も習近平の国賓来日中止を自民党が要請しましたが、今世界中がコロナによって経済だけではなく国力さえ弱まる中、このようなことがまかり通ってしまう国を見ていると、新しい世界の在り方にとても不安を感じてしまいます。そしてもっと恐ろしいのはこの事態を対岸の火事のように私たち日本人が考えるならば、実は近い将来大変な未来が訪れることさえ気づかないということです。その為にも政権闘争やくだらない質疑で無駄に貴重な国会の時間を費やすのではなく、もっと真剣に日本丸の未来図を作ってほしいものですが・・・
まぁ、それも土台無理な話ですかね、何せ、このご時世にも関わらずさっさと国会が閉会してしまったのですから・・・。
2020年7月3日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人