神様の力
コロナウィルスにまつわる問題が止みません。こんな時、日本政府の取り組みが国民に向いていないことがよく分かります。政治は国民のためになることをすることが最優先です。自分のやりたい事を、やりたいようにやる。まるでダダッ子と同じです。こう考えると森友、加計学園の問題、その後の公文書偽造問題、桜を観る会、どれをとっても「済みません。もう二度としません」と謝ればそこで終わる問題です。そこで嘘を並べるから、国税庁の職員を自殺に追いやったり、公文書を偽造したり、次の問題を起こしてしまうのです。今問題になっている桜を観る会の前夜祭のパーティーの領収書にしてもそうです。嘘を言い続けるから野党に攻撃されるわけで、領収書を出せば済むことです。電話一本で終わりです。それを国会が空転するほど嘘を言い続けなくてもよいのではないでしょうか。
マスクの備蓄ですが省庁職員も大切ですが、医療機関や老人施設も大切です。この人達が働けなくなって、納税してくれなければ公務員だけで生きていけないですよ。これこそ「新型コロナウィルス感染症対専門家会議」で最も有効な使用法を考えてもらったらいいのではないでしょうか。700万枚のマスクですよ!一時的にも国民は安心でき、省庁職員が国民のために放出してくれたら安心すると思います。こういう「思いやり」が政治家や公務員には求められているのではないでしょうか。
ハロアルフィリピン医療ボランティア2020は、一人の怪我も無く無事感動のうちに終了しました。ボランティアは無償、つまり何の代償も無く人に尽くすことと言われますが、今回のハロアル2020はそうでした。直前にタール火山の噴火、武漢発のコロナウィルスの問題が起きている最中に139名が参加してくれました。フィリピンは日本よりはるかに厳しい入国規制をとっていて、入国すら危ぶまれていましたが無事クリアし、予定しているスケジュールを全て終了。日本で応援してくれている皆様に感動と、現地の皆様の沢山の感謝をお土産に全員無事入国診査を済ませ帰国させてもらいました。先週祐介先生が、一年間365日に渡って「関口団長をはじめせきぐち歯科のスタッフの皆様、渡邊愛人先生が寝る間も惜しんで準備を重ねてくれたので、ボランティアの神様のお蔭ではない」と話してくれました。団長も祐介先生の言葉は言葉として感謝していたと思いますが、私の言っている「神様の力」とは、団長が参加者のために寝食を忘れて全身全霊で頑張ってくれるのは、団長として当たり前です。でもスタッフや愛人先生が一年間事故もなく、日常の仕事をやりながらこのボランティアの準備をやり切れたこと、何が起こるのかわからないスラムの中で何も起こらないで計画通り出来たのは、とても人間業とは思えないということです。ボランティアに限らず、一生懸命やるところに人知ではとても乗り越えられないような、不思議な力が後押ししてくれるのだと思います。そういう力を持っているから、関口団長のような人に日本を任せたくなるのではないですか?現地参加者全員の命を預かった祐介先生の発する声に、138人がまるで歯車のように一致団結できたのも、とてもミラクルだったと思いますよ。
2020年3月6日