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ハロアル フィリピンへ行く!

2006年2月8日〜12日まで、ハロアルメンバーである今西祐介、ジャンビーを含む、20人の医療チームがフィリピンへ向かいました。以下その詳しい内容と報告です。



【2006フィリピン医療アクティビティ】

1.医療実施地域について
ルソン島中部サンパレス州のナギャントック村とセントラル小学校

2.医療の内容について
歯科診療と予防を通じて児童の健康を守るため、役2200名の児童の歯科診療を実施し、必要に応じた処理(洗浄、充填、コーティング、抜歯)を実施している。対象が児童であるため、インフォームド・コンセントの徹底は言うまでもなく、廃棄物の処理や、予防科学の実践として歯磨き講習も実施している。

3.背景について
ナギャントック村は、ベトナム戦争時の演習によって森林が焼失した地域にあるため、地方行政によるインフラ整備や医療支援が著しく送れている陸の孤島である。
地域には医師や看護師はおらず、急な病傷の際には、ボートで街まで出てくる必要がある。そのため、歯科だけに限らず、全ての医療面で立ち遅れている。
そこで地域住民の要請を受けるカタチで林歯科チームの訪問診療が実現した。
セントラル小学校は、今後のサンパレス州における州規模の医療奉仕活動の可能性を探る意味で実施され、多くの州政府関係者による意見交換や視察の場でもあった。



【林先生からメッセージ】

2006年2月8日〜11日にかけて今年の活動をしてきました。今年は首都のマニラから北へおよそ100キロメートルのところにある陸の孤島のような地区の診療に当たりました。
参加したのは総勢20名で歯科医8人、歯科衛生士3人、歯科助手5人、高校生3人でした。このほかに通訳として現地で6名が協力してくれました。1日目は131人、2日目は149人の治療をしました。

この地区では常駐の医者はおろか歯科医も産婦人科医も全くいないために、何かあれば相当覚悟をして遠くの町まで行かなければならないのです。ですから、今回の活動はとても大きな国際的な人道支援が出来たということになります。
こういう僻地に住む人にとって、健康は絶対条件です。しかも健康になりたいといっても食べるものも十分ではなく、健康の意識さえはっきり持っていません。それでも自分の身体は自分で守ることしか出来ないのですから、このイベント・ラジオ番組を通して協力してもらった歯ブラシは無医村のここの人達の健康にとってこの上ない予防器具になるはずです。

今年の特徴は歯科治療といいながら、実際には器具や考え方の違いから”歯を抜くこと”しか出来なかった今までの活動から一歩進んで、歯の充填治療と予防活動を行えたことです。
 
しかし現実はとても厳しく、日本国内での治療とかけ離れた施設や環境の中で行わなければならないので、現地で治療する人達の疲労は相当なものです。これからもたくさん人達の協力がなければこの活動は続けられないと思います。

今年の活動ではこのように治療の部分と、現地の子供たちと参加者の綱引きやミニゲームで心の交流が出来た部分、治療を受ける子供たちの日本人への信頼感を芽生えさせてくれたことなどが大きな特徴です。こうした地道な努力が国際交流をする上で大切なことではないかと思うのです。そういう視点から見ると今までのように外国人がバタバタ入っていって痛い歯をただ抜くだけのときとはまったく違った活動だったといえるでしょう。

 

どこの国の人であっても健康を維持していくために予防は欠かせません。しかし今のフイリッピンではハブラシを買うことも出来ないほど生活に追われている人が少なくありません。生きていくために欠くことのできない歯を守るためにこの人達へハブラシの提供も必要です。このサイトで紹介している10歳のアルソン君はもしも歯ブラシを持つことが出きていたら大切な歯をいっぺんに4本も失わなくてすんだと思います。

このようにフイリッピンは貧富の差が大きく、生活が大変な部分を抱えています。一方で南国ののびのびとした人間性は目を見張るものがあります。どんなところであっても顔をあわせると輝くばかりの笑顔を見せてくれるのもそのひとつです。何もなくてもくよくよしないでなるようにしかならないと思っているところもいいのかもしれません。文明病で心や考え方の基本を見失っているように見える私たち日本人からすると基本に立ち返る原点を見せてくれているようでうらやましくさえありました。

 
 

この活動に高校生に参加してもらっているのはこういうことを通して自分のおかれている立場を考えたり、同じ時期に日本以外の国で恵まれない境遇で生活している人達を見たとき、どんなことを感じるのか自分を見つめて欲しいということです。そしてその人達が不幸なのか、逆に豊かな国にいながら感謝することも努力することも忘れてしまっている自分たちが不幸なのかを考えて欲しいのです。この差はものがないところではやりくりをしたり協力し合って工夫して喜びの中で生きているのに、豊かな国では工夫すればまだ使えるのに買っては捨て、捨てては買っていつでも満たされない不満だらけの生き方をしているからではないでしょうか。



この高校生の参加費は多くの人達のカンパでまかなわれています。皆様方の善意の結晶と受け取って感謝しています。けれども今年参加できたのはたった3人でしかありません。もっと多くの高校生に生きることの大切さや生きていくために工夫することがどれほど尊いことかを知ってもらいたいのです。そうすれば今起こっているようないじめや虐待や暴力など起こるわけはないと思うのです。どうかこの面でも協力をお願いします。

簡単に今回の活動の概要を説明しましたがもっと詳しく知りたい方は林歯科診療所までお問い合わせください。

Eメールhainochi@apricot.ocn.ne.jp
ホームページwww.hayashi-dentalclinic.com
電話0267−32−3613 ファックス0267−32−5979です。
文書責任者は医学博士、歯科医師の林 春二(しゅんじ)です。




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